食の博覧会。各国の名物料理が集まるながみ藩国主催のお祭り。 海に囲まれた南国の紅葉国からも無論参加が決定した。 送りこまれたのは… 「えー、私…で良いんでしょうか?」 技族の結城と 「いいんです。お菓子作り上手なんですから」 雑用の神室である。駅の建設の途中での出張である。 トンテンカンと屋台を組みたて、即完成。 "南国甘味処"とかかれたカラフルな看板、 黒く光る鉄板に、後ろの巨大な発電機と冷蔵庫という奇妙な屋台である。 「こんなので人、来ますかね…?」 「大丈夫ですって。(…多分)」 「神室さん、それ混ぜて」 「了解ー」 「マンゴーとパイナップルの飾り切りもお願いしますー」 「ラジャー」 南国フルーツセット。香ばしいバナナの焼き菓子と新鮮な南国フルーツのセットです。 焼き菓子はアツアツでも冷えてもおいしい物をご用意。甘く香ばしい食感をお楽しみください。 また、熟したフルーツをその場でカットし、葉の上へ。齧った瞬間、たっぷり果汁の甘酸っぱさが口に広がります。 フルーツは在庫次第で種類が変わりますので、何度か楽しめると思います ※実際に作ったそうです 「どうぞー、持つところに気をつけてくださいね?」 「はーい!」 「…南国の外で揚げ物をするのは……自殺行為のような気がしますね………」 揚げバナナ。むいたバナナを生地で包み揚げたものです。 皿に盛っても良し、紙で包んで歩きながら食べるのも良し、な一品。 ほんのり甘い生地がバナナ自体の素材の味を引き立てます。 その甘く香ばしい香りを漂わせる屋台が行列の出来る屋台になるか、はたまた閑散としたものになるか… まぁそんなことは関係なく、祭りに参加している人が楽しめる事を願っています。 #というわけで、紅葉国は南国の甘味屋台で参加させていただきます。宜しくお願いします。 |