L:大地の民 = { t:名称 = 大地の民(人) t:要点 = 純朴そうな,体格の良い,どこか笑顔 t:周辺環境 = 村 t:評価 = 体格3,筋力3,耐久力3,外見2,敏捷1,器用0,感覚0,知識0,幸運0 t:特殊 = { *大地の民の人カテゴリ = 特別人アイドレスとして扱う。 *大地の民は大地の上にいる間、筋力と耐久力+2修正を得る。 *大地の民は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料2万tを消費する。 } t:→次のアイドレス = 大地妖精(職業),工夫(職業),豪農(職業),大地の祭り(イベント) } 要点・周辺環境
設定文大地の民。南国人にしては体格が良く、大地の妖精の声が聞こえるとかいう何とも不思議な人達である。 とは言っても最初から彼らは大地の民であったわけではない。”なった”のである。 /*/ 報告によるとはじめに大地の民になったのは子供たちだという。 何処からか果物を取って来たり、作物の育成がとても上手かったり、土砂災害の危険を当てたり、迷子になったかと思ったらすぐに戻って来たり。 偶然では説明できないほどそういう出来事が起きたのだ。 不思議に思った大人たち、子供たちに聞いたところ『小さい人に教えてもらった』とのことである。 現実世界では馬鹿な事を、という一言で終わるかもしれないが、そこは何でもありのアイドレス。 魔法やら理力やら精霊やらリューンなんぞあるんだから小さい人もいるのだろう、と納得することとなった。まぁ、藩王をはじめ子供の言う事を基本的に疑わない子ども好きが多いこともあったのだろう。 ところで、魔術的には『納得した』ということは『実在することを認めた』ということである。 しばらくして、その大人たちもなんとなく小さい人の声、大地の声というものが分かってきた。 畑仕事や建物を建てる時など、何となくこっちだという声が聞こえるのである。 実際、その場所を調査してみると栄養豊富な土や頑丈な地盤がある土地であることがわかった。 こうして彼らも大地の民に”なった”のであった。 さて、声は聞こえど姿は見えず。この小さい人、基本的に大人には見えない。 紅葉国には大地の妖精の伝承が古くから残っており、この妖精が姿を現し始めたのではないか、と言われている。実際この伝承でもこの妖精のおかげで健康になった話や、子供だけに姿を見せて色々な助言や手助けをしてくれた話などが伝えられているからである。 姿が見える人からの情報によると身長15cmほど、羽根が無いのに自由に飛びまわり、紅葉国の民族衣装を着ていて、耳が尖っているとのこと。子供達には人気のようだ。 大人には見えない理由は現状不明ではあるが、きっと自分が好きな子供を守ってくれる大人に少し力をわけているのではないか、というのが通説であるそうである。 /*/ 『こうして泥だらけになりながらの畑仕事も良いもんですよ』 とある大地の民の青年はこう語る。純朴そうな好青年である。 『いえ、子供と遊んでいたら聞こえるようになっただけですよ』 『折角ですし、この声に従って農業でもやってみようかと思ったんです』 Q:その能力であれば引く手数多だったのでは?建築業とか向いてそうですが 『お金は儲かるでしょうね。ただ、ちょっと生まれた村に戻って来たかったんです』 Q:畑の方は順調ですか? 『えぇ、おかげ様で。今年も良い作物がとれそうです』 Q:声というのはいつでも聞こえるものなのでしょうか? 『耳を澄ませば。そうですね、自然の音と一緒に聞こえてくるような感じでしょうか』 Q:姿はみえないんですよね? 『えぇ、ただ大人になっても見える人はいるみたいですが。』 Q:え、是非その方を教えていただきたいんですけれども! 『見えると言っても私の知っている方はボンヤリと見えるだけなそうなので、申し訳ありませんが…』 Q:そうですか…。 『子供はけっこう見えているそうなので、仲良くなって聞いてみると良いかもしれませんね(にこり』 Q:そうすることにしますね!今日はお忙しいところありがとうございました。 ではスタジオにお返ししますね。 ―はい、大地の民の方へのインタビューでした。さてCMの後は紅葉国各地方の―――― /*/ ――――地方の天気よ…―――――(プチン) 新人:「課長、この大地の民っていう人凄いですねー。いえ、TVで見ただけですけど」 課長:「いや、私も一応そうなんですけどねぇ」 新人:「え、本当ですか」 課長:「この間ジャングルの中で迷っていた君を助けに行ったのは誰です?」 新人:「…あー、なるほど。え、でもそれほど体格良くないですよね」 課長:「体格は実はあまり変わらないのです。しなやかな筋肉がつくと言った方が正しいですね」 課長:「新陳代謝や肺活量がよくなるのですよ。後、栄養価の良い食べ物を食べているから、という説もありますね」 新人:「なるほどー。課長がそうなら他にも知っている人、いるかも」 課長:「私が知っているのは、軍に所属している人達ですね。」 課長:「ほら、この写真の3人です。昔からの友人でしてね。同じ出身の村で撮ったんですよ。それぞれ別のアイドレスを着ているのですけれども」 新人:「普通のアイドレスとどう違うんです?」 課長:「ゲリラの人はそのまま地形を読む力や踏破力を活かしています」 課長:「学生さん…でも戦争の天才と呼ばれているんですよ。と、彼は陣地指揮や土地を用いた罠にたけています」 課長:「治癒師の方は妖精の助言と薬草の改良によって更なる活躍をしているそうですよ」 新人:「なるほどー。あ、そういえば課長は妖精見たことあります?」 課長:「いえ、残念ながら。けれど、そうですねぇ。なんとなく近くにいるような気がしますよ」 課長:「護り神様、みたいな感じでしょうか。落ち込んでいるときも慰めてくれるような感じがするんです」 新人:「いいですねー。だからいつも笑っているんですね。私も妖精の声を聞いてみたいですー」 課長:「はいはい、これから地上に出るのでその後にでも長期休暇を許可しますよ。狙ってなれるとも思えませんけど、故郷にでも帰って子供たちと遊んできなさい」 新人:「了解しましたー。準備してきますね!」 課長:「やれやれ、現金なことです。さて、私も行きますかねぇ。」 紅葉国自然局野生生物観測課のとある上司と部下の会話より /*/ 【補足】 ・伝承について 伝承の妖精。これは古くからいる小神族と呼ばれる存在ではないかと言われている(これにより、以後『小さい人』のことをこちらに統一して記述する)。妖精と呼ばれているのは、まぁ 子供達が言い始めたことなので受け入れているらしい。しばらく姿を見せていなかったが治癒師の青い光に惹かれてかどうかはわからないがひょっこり姿を現し 始めたようだ。とかくニューワールドは不思議な場所である。 ・小神族の可視や不可視について 子供が良く見える、というのは子供 のほうが同調能力が高かったり小神族自身も子供には姿を見せようとしているからである(一度、同調能力がほとんど無い子供が泣きそうになっているのを見て から気をつけているらしい)。大人にも声だけ聞こえるのは、子供たちと一緒に訓練…ではなく純粋に遊ぶことによって同調能力が高まったためと考えられる。 色々と疑う可能性がある大人には姿を見せにくい、というのもあるようだ。別に小神族は子供好きなだけであって大人が嫌いというわけではなく、むしろ気に 入った人に対しては積極的に姿を見せようとしたり話しかけたりしているようだ。元々見える大人ははじめから本当に純真な心を持っている人であろう。 ・体格について 体格については本文に書いてあるようにかなり栄養豊富な食料が食べられるようになったことも一因であるが、無論小神族の影響もある。 子供が健やかに育つように世話しているのか、神であるので信仰者(?)への御利益なのか、大人が子供を守れるようなのかは詳しく聞いてみないとわからないが、手助けしてくれているのは事実であると思われる。 肺活量が上がり、新陳代謝が良くなり、しなやかな筋肉がついてくる、というのが一般的な大地の民への変化のようだ。 ・国軍への影響について もともと素早く隠蔽や奇襲に向いていたゲリラは協力を得ることによってさらにその特徴を伸ばすこととなった。体格や敏捷感覚が伸び、さらに(気に入られて いれば)助言も得られ知恵もつくという話らしいが詳細は不明である。治癒師は助言による知識や青い光がなぜか集まりやすくなったという話があるとか無いと か。 以上、筆者が理解している限りの補足を終わる。 評価(人変更による継承のみ質疑により特例で可能)
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