都市船設定

提出用ページ http://miyahyuga.web.fc2.com/koyo/CityShip/index.html

都市船(20090609変更)

ポート

浮上(天板せり上がり版)

E145も合わせて現状設定で気になったこと(by日向)

・マスターシップの大きさの見当がつく特徴の記載がない

(これだと、動くことも合わせて小さくなっても不思議でない)

・居住型スレーブシップの居住者が、どういう人か想定されていない

(日常生活ならこの内部で十分過ごせるようになっている の記載も考慮すると

スレーブシップ引きこもり可能、サイズがわからないことも合わせると危険かも)

メープルその他に住んでいる人が、一時的に都市船に居住するための場所にするか

診療所はともかく、お店系がそろってなくてメインシップ必須にしといた方がよくない?

神室:06/09 12時頃

・とりあえず3Dモデル上では、あちこちに映っている潜水艦の大きさを200mとした場合、

マスターシップ:全長17km、全幅11.5km(接続ユニット、ポートユニット含む)

スレーブシップ:全長4km、全幅1.7kmぐらいとなっています。

マスターシップはイメージ的にはちょっと小さくした海底都市を階層増やして、ユニットをつけた感じになっているかと。

・居住者は…書いてませんね。

100m級のサイボーグの方なども一応住めるように、とあったんですが、その場合海中にいる時はそんなでかい方はたやすく移動できないと思うのでどうしようかと考え中です。

いっそのこと特殊居住スレーブシップを作るのも手かしら…。通常居住用シップは学校やら仕事場、大きい商店などはマスターシップにしかないとしておけば良いと思うのですが…どうでしょう

#個人的に日々の食事の買い物をするだけでわざわざ遠くまで行きたくないというのもあったりしますが。

#神室 06/09 20:50頃 ↓書いてみました。

/都市船補足事項

  資料に記載していない事項が存在したため、ここで記載しておく。

 

  まず、都市船の大きさ。

  マスターシップ:全長17km、全幅11.5km(接続ユニット、ポートユニット含む)

スレーブシップ:全長4km、全幅1.7km

となっており、かなり巨大なものとなっている。資料に写っている潜水艦は、作業用の巨大潜水艦で200mクラスのものである。

都市船の層構造は海底都市とほぼ同じではあるが、こちらは5層となっている。

海底都市で足りないとされていた居住区画は2層+αとなっており、総合的には海底都市よりもかなり広くなっている。

  これでも足りない場合はスレーブシップを次々と接続していくのである。

 

  次にスレーブシップ。

  居住用スレーブシップでほぼ日常生活は送れるのであるが、これはあくまで建前であり実際は異なる。

具体的には学校や仕事場、巨大商店などは居住用スレーブシップには存在しないためである。

例外として、特殊居住用スレーブシップが存在する。

  このスレーブシップは主に身体が大柄、つまり数十~百mぐらいの身長の方用に作られたスレーブシップである。

  身体が大柄すぎてマスター:スレーブシップ間の行き来は大変な労力を必要とするため、こちらには大規模商店等も存在している。

#神室:主にメインシップの設定文を修正しました。(2009/05/18 23:45)

#朝霧:全体統合2009/06/10

#朝霧:スレーブシップ引きこもり、というのは正直あり得ると思う。ただ、これを日本で言う県のように捉えると、引きこもりと言ってもさほど問題無い気もする。(東京に引きこもって北海道に行かない、とは言わないので)

#都市船設定文

/開発目的

紅葉国は海の国であり、その居住区は地上部島々の他、海底都市がある。近年では海底都市の安全性の高さに着目し、多くの国民がドームに居を構えていた。

しかし、ドームはすでに収容人口の限界に来ている。これを紅葉国では「拡張性の限界」という問題で呼び、人口の伸び悩みや、ドーム内空気や自然環境の悪化など、拡張性の限界に由来する様々な問題が発生している。

都市船の開発。

最近ではEV142政争と国民の場において、紅葉国が発表した基本方針の一つである。

都市船の開発により居住空間の拡張を行い、ひいては、人口過密問題を解決し、自然環境の取り込みによる生活環境の改善などを行う計画である。

これらの計画が、ついに、本格的に動き出した。

/設計:全容

都市船の設計は「拡張性限界の打破」と「国内全体の街作り」をテーマに行われた。

基本構造としては、マスタシップとなる都市船を中核とした上で、ファームタイプの施設などですでに使用されているシリンダ型・三層構造の施設を逐次増設できるように設計された。以後、都市船とは、これら増設施設(スレーブシップ)も含めた全体のことをさして呼ぶ。

これら都市船は特に生活環境の改善に重きが置かれている。ファームで培われた自然の移植技術を用いて船内は外部に近い南国の環境を再現されている。空気清浄も新たに開発されたふうたくん2によって循環されている。

都市船の環境構築は、単独としての独立よりは、連結したメイン・スレーブ全シップを連結させた系全体でのバランスが考慮された。後のスレーブの増設にあたっても、全体のバランスを保つため、都市船全体としてのバランスの上で居住区や環境区が増設される運びとなった。

他、潜水艦での出入りに関しては、マスタシップの側面部にいくつものポートを配置した上で、スレーブシップには二つから四つのポートが用意された。スレーブ のポート数は人口や、物資の流動から鑑みて基本的に四つのポートが作られた上で、稼働数を調整された。また、マスタの発着ポートは正規の側面部の他、背面、底 面、正面などの方向にも緊急の発着用ポートが設けられた。

都市船の開発は以前より紅葉国に存在していた造船所を利用して行う事になった。ここでオブジェクトごとに開発された部品が海に投下、海中にて接続される事になる。海中での作業には無数の潜水艦が―――それこそ潜水艦の群れと呼ばれるほどの数が―――導入された。

/設計:マスタシップ

巨大海亀。潜水艇から初めてこの都市船を見たときにかなりの人が言う言葉である。

六角形の硬化アーマーユニットで構成された天井に加え、円柱型の塔―――都市船管制塔、RBやI=Dが配備できる防衛塔―――で構成されたこの建造物群は、確かに海亀のように見えることだろう。

マスタシップは全長17km、全幅11.5km(接続ユニット、ポートユニット含む)というサイズである。資料に写っている潜水艦は、作業用の巨大潜水艦で200mクラスのものである。

ここからも分かる通り、かなりの巨大構造物となっている。

海底都市で足りないとされていた居住区画は2層+αとなってお り、総合的には海底都市よりもかなり広くなっている。

  これでも足りない場合はスレーブシップを次々と接続していく事になる。

そのスレーブシップは、これまでの拡張性の問題を解決するためにシリンダ型・三層構造の施設を随時接続できるようになっている。この接続方法は海底工場群でのドームで用いられてきた方式がとられており、安定性は実証されている。 五階層からなりたっており、一階層につき高さ150mと十分な大きさが確保されているため比較的閉塞感を受けないようになっている。一定区間ごとに上層から下層までつながるエスカレータが設置されており、これで階層を行き来することになる。

都市船は、マスタシップ、スレーブシップともに、それ自体が一つの生態系を維持しうるコロニー船のようなものである。

環境はほぼ海底都市と同じく天井スクリーン等可能な限り住民に対する配慮を行っている。 空気清浄機は海底都市で用いられているものをさらに改良したふうたくん2であり、ランダムに風が吹く仕様となっている。また隔壁やスプリンクラー、及び排水システム等海底都市にある機能はシステム含めすべて完備している。ポートと一体化している停留場なども海底都市の技術を応用したものが使われている。ただし、こちらは開発中の超大型輸送用潜水艦も停泊できるように大型化しており、このためにポートは外側に大きく張り出している。

都市船を維持するエネルギーは海流発電と地上に接続しているソーラーフロート、及び対消滅機関である。

以下、階層ごとの主な機能を記載する。

最下層:都市船機関部及び水流による発電区画や機関部、及び工業品自動生産区画。

第2層:上層の都市の維持機能、及び倉庫。輸送物資用の潜水艦ポートからの接続口も存在する。また水耕栽培などもここでおこなっている。

第3層:居住区・商業区。区画整備及び木々も多く含む。海底都市の中層と同様の設計。 潜水艦ポートからの接続口がある

第4層:政庁及び居住区・商業区。第三・四層はこれまでの教訓を生かし、広めに設計してある。

最上層:自然庭園と農業生産地。外界の自然を持ち込んできており、動物も保有。

これらに加えて都市船後部には接続・エンジンユニットが存在している。この部位にスレーブシップを接続できるようになっており、都市船の各階層に相当する場所にロビーと直通エレベーターが設置されている。また、潜水艦ポートの片方もこちらに接続してあるため、人の交流が多い場所でもある。エンジンについては後述する。

海底都市で問題となった防御に対してもある程度の対策を行っている。隔壁はもちろんであるが、最も変わったのは上面・アーマーシールドの存在であ る。六角形のプレートが組み合わさっており、これが三重に重ねられている。また、一番外側のアーマーには内部天井スクリーンと同じ機構が備わっており、大 量の電力を使うものの周りの地形の色に変化させることが可能となっている。これは海底都市での利点であった航空偵察では発見されないというものを活かした 形となる。

さて防御も大切では、都市船の観光資源としての側面も見逃すことはできない。折角の水中である。天井がいつも覆われているのは如何なものか、という意見が設計段階で出たのである。さて、苦心した結果、アーマーシールドを稼働できるようにすることに決定した。通常時には上に開くことができ、内部からは透過ドームを通じて外を見ることが出来るようになった。また緊急時には閉じることにより防衛力を上げるというものになった。

/設計:スレーブシップ

スレーブシップ。全長4km、全幅1.7kmと規格化された、マスターシップに接続する様々な特性をもった都市付随船である。 なお、船というからにはそれ自体で航行能力を持っている。

これらには沈没船というあだ名のあった"めーぷるシーランド"の技術が用いられており、移動に充分用いることができる機関が完成したために実現した。この機関とはセレスタイン型シールドシップの機関を解析することによって得られたものである。

スレーブシップは実質一つ一つがファームであり、種類ごとに一つのプラントとして機能している。プラントの目的ごとにスレーブシップの中身は異なり、通常の居住区、自然環境再現型、開発地区、研究地区もあれば、他国の生活環境も考慮してカマキリ用、北国用の生活空間も用意する事ができる。

これらの様々な系を総合し、常にやりとりを行うことで、スレーブシップは相互に生活環境を補完している。基本的に一隻ごとに専用のシステムとして成立しているので、マスタシップを中心に船団を組み、拡張システムとしてスレーブシップを配置する運用となっている。

もしもマスターシップに何らかの問題が出た場合も、スレーブシップはスレーブシップ間で連携を取ることで生活環境としての系を保存できる。スレーブシップが一定数を割った場合は、浮上しての生活をすることになる。

スレーブシップは以下の種類に分類される。

・居住型スレーブシップ:

海底ドームをそのまま小型化したような形である。居住型の名の通り主に住むための船であり、地上の土や草木、動物なども十分に運び込まれ ている。診療所や食事処等もそろっており、日常生活ならこの内部で充分過ごせるようになっている。

居住用スレーブシップの構造は3層であり、以下のようになっている。

上層:居住区画

中層:工場及び潜水艦停泊所

下層:船の機関部

また、スレーブシップの上部は透過天板であるため、光が入るようになっている。

このように居住区画を上層に据える事で、浮上時は外での生活を感じることを可能としている。

・環境型スレーブシップ:

めーぷるシーランドをそのまま小型化したような船である。地上から土や樹木、虫や鳥や獣等もいる。農業や生態系維持のための環境を組み込んだ船であり、光合成なども行われている。接続可能なスレーブシップは2つ。

・開発型スレーブシップ:

雑多な工業品や加工食品、及び生活必需品の生産を行う。これまでの工場群と同様の設備が配備されており、加工機器も多い。また、都市船の整備技術や応急処置の講習を行っていたり、加工機器の一部レンタルもあるため結構出入りはあるようだ。

・研究型スレーブシップ

通称ラボラトリィ。紅葉国の海洋研究のステージである。度重なる海洋調査のデータを元に、都市船を本拠に据えての海洋研究が行われることになり、この研究型スレーブシップはその本拠地となった。研究用の各種機材や、高等教育施設などがある。

/運用 :全般

居住や避難などの各種の基本的なシステムは海底都市のシステムにならってガイドラインが作られ、運用された。

以下では、本都市船における特殊な事情を記述する。

都市船は海底ドームとは違い、低速ではあるが海中を航行し、メンテナンスの意味も含めて定期的に浮上している。これは強力な舵取りをしているわけではなく、季節の海流に乗って周回しているのである。

固定型としないで回遊させたのは、これは既存の海底都市との差別化と交流の活性化を狙ってのものである。

もとより海底ドームや都市船などの閉鎖系の居住環境では、それぞれのつながりが薄くなることが懸念される。これは国としての流通が断続的になることを指しており、最終的には遭難化による孤立感の向上、ひいては相互コミュニケーションの不足が発生すると懸念されている。

これらの解決として「街作り」がある。固定設置型の海底都市を都市船は順次回遊し、定期的に人々の交流、流通が図れるようにした。

ちなみに、ルートは基本的に決まっており、海域によってはルートを知った鯨やイルカが先導するように都市船の先を走っていく事がある。

他、シップ自体、マスタシップをのぞいては単独の系として設計されていないので(コストの問題等があるったため)、いくつもの専門的なスレーブシップを用意し、相互に環境を補完することで系として完成するようになっている。こうすることで、シップ間の交流も盛んになるように配慮されている。

大量の定期便潜水艦が配備され、相互間の交流も盛んになるようになっている(そもそも盛んにならなければ環境維持が難しい)。

また、都市船における管理スタッフは定期的に休憩をとる事になっている。その際にはスレーブシップの緑地での散歩や、各種施設での休憩が推奨された。これらの休憩サイクルを取ることで仕事だけに閉じこもる事や極度の関係孤立、精神的なケアなどに注意が払われている。

/運用:環境維持

この都市船のスレーブシップにはいくつかの研究用区画がある。研究船と呼ばれるこれらのスレーブシップについて、以下特筆する。

都市船は基本的に人口に対して適量の生活面積を保全するために、人口や生活環境にあわせてスレーブシップの接続や、必要に応じた環境系の追加(農業区画、開発区画、生活区画など)が追加された。 追加にあたっては、設計レベルで都市船(メイン+スレーブ)全体を一つの系としての環境構築が行われたことを継続し、今後の運用に当たっても全体での系に重きを置いて調整するよう留意された。

これらの様々な系を総合し、常にやりとりを行うことで、スレーブシップは相互に生活環境を補完している。基本的に一隻ごとに専用のシステムとして成立しているので、マスタシップを中心に船団を組み、拡張システムとしてスレーブシップを配置する運用となっている。

もしもマスターシップに何らかの問題が出た場合も、スレーブシップはスレーブシップ間で連携を取ることで生活環境としての系を保存できる。スレーブシップが一定数を割った場合は、浮上しての生活をすることになる。

/運用:回遊理論とメンテナンス

都市船はエンジンを積んでいるものの、基本的には海流に流されて回遊する箱庭である。独自のエンジンで自由航行をするわけではない。都市船は海底ドームとは違い、低速ではあるが海中を航行し、メンテナンスの意味も含めて定期的に浮上している。これは強力な舵取りをしているわけではなく、季節の海流に乗って周回しているのである。

これらの回遊は先の調査(綺麗な海参照)による海図を元にして、海流を計算、それにのるようにして航行している。

航路上にはいくつかの係留ポイントが事前にセットされている。これらの係留ポイントに都市船をつなぐことで一時的に発電することも可能である。緊急事態に際し都市船において補給が断たれた場合などは、ここの係留点に接続することで、海流を使って発電を行い、補助エネルギーとする事ができる。

また、どの海流にのるかを選ぶ時には都市船のエンジンが稼働し、航路を微調整させる。これによって都市船が身を任せる事のできる海流を任意に選ぶことができ、かつ、最低限のエネルギー消費で回遊を行う事を可能とした。

また、都市船はその施設のメンテナンスのため定期的に浮上を行う必要があると検討された。その結果、

1週間:浮上

2週間:海上移動=メンテナンス期間

1週間:潜水

のように経路を確定させるに至った。

この際には定期メンテナンスを行うほか、これまで海底都市で問題視されていた空気の質を改善するため換気も行うこととした。

メンテナンスには、当然ながら周辺の安全を確認した上で行われる。

/運用:海上生活

海上にいる間は、メンテナンスの意味も含め、安全が確認されている場所では、上部アーマーユニットと透過天板を解放する。

透過天板は通常気密処理とロックをかけられているが、海上に出て気圧調整とロック解除を経ることでせり上がるようになっている。

これにより、上層に存在する居住区は海上移動中は開示用での生活を営むことができる。他、後部ユニットの上甲板を解放し、清掃と転落防止用の柵の設置を終えた後は屋台等の設置を許可し、公園・広場として使うことができる。

これを定期的に行うことにより、海中生活における閉塞感を解消することを企図している。

/運用:海洋研究所

観光業を主軸に経済を作ってきた紅葉国は、ここ最近の情勢で経済的に大きく負担をおっている。それを打開するために着目したのが、海洋の資源だった。

海洋資源の確保のため、紅葉国ではすでに、ファームによる行っているような海洋生物の生態調査、産業体系見直しのための海洋調査(綺麗な海プロジェク ト)などが実施されている。今回、これらのデータを元にさらに深く海洋資源調査を行うために、回遊する都市船のスレーブシップにラボを常設、長期調査が行 える研究船としての運用が考えられた。

事実、海底で固定点として存在する海底都市を中心とした調査では調査、資料の運送その物にも大きな負担がかかり、輸送中のサンプルの保全などにも慎重な 対応が必要であった。これに比較し、回遊する都市船での調査は現地で資料を確保できる、大規模な調査が行えるなど様々な利点がある。

これらの点を踏まえ、これまでの実態調査の上で、都市船での海洋研究、資源調査計画には期待が寄せられている。

/運用:防衛思想

海底ドームの存在や今後の都市船運用を鑑みて、護衛用の潜水艦、あるいはRBが必要であると現在考えられている。

今後の護衛システム開発を睨んで都市船・メインシップにはRBやI=Dが配備できる防衛塔を配備している。

先頃NW全体で発生した凶悪なテロ行為では潜水艦が使われていたこともあり、紅葉国でも早急な防衛能力強化のため、船舶型RB等の配備を考慮している。

/運用:移住

海底都市から都市船への移住に関しては、国から支援がでることになった。

ファームで生産された生物資源を使用し、都市船生活者には現地で新たな生活必需品を提供することで運び込みの物資を局限した。

/*都市船SS*/

都市船の建造は、造船所におけるブロック開発と水中試験、その後の海中での接続作業から成立している。

特にスレーブシップは浸水が無いことを確認された後、まだ海上に浮かんでいる段階で様々な施設を入れていき、徐々に沈んで行ったところを、わずかな推進力と補助装置での誘導でマスタシップとの接続を行っている。

スレーブシップは、いわば鈍重で、その上扱いにくい、ナマケモノのような潜水艦だった。

/*/

都市船の建造計画に当たっては、前後して集められた優秀な潜水艦乗り達の多くが作業に参加していた。フローと言う名前の南国人もまた、その一人だった。

フロレンタインが本名だが、自他共にフルネームで言うことは少ない。時々冗談めかしてバッファと呼ばれるが大抵の人には通じない。ちなみに始めてその名前で呼んだのは腐れ縁にして同業者のモレリィである。彼女からは何かというと不名誉なあだ名を差づけられている。むっつりスケベとか。いつの時代のなまものだあいつ。

そんなフローが今回担当している仕事が、スレーブシップの操艦である。もともと鈍重な上繊細に扱わなければならない遊覧船を扱っていた経験を見られてのことである。

この作業には、モレリィも、友人のエドガーも向いていない。ちなみにエドガーは、この三人組の中でもひときわ腕の良い彼らしい事に、回遊航路乗にある係留点の設置と調整作業。モレリィは物資輸送をしている。

三人組でつるんでいる時こそぶつぶつと小言をこぼすフローであったが、一人で作業をする時は実に寡黙である。彼は潜水艦をドッグに搭載したスレーブシップを、適度な重さになった後、沈む事に任せて潜水した後、海流を捕まえて前身させ、しばらく先に進んだところにある亀のような都市船へとスレーブシップを接続させた。

実際のところ。今ではほとんどルーチンワークの、慣れた、そして少し退屈な仕事であった。

/*/

そのルーチンワークは基本的に、いくつかの確認の言葉をのぞけば、全くの沈黙の中に行われる。いや、単にフローがそういう正確なだけであって、大抵のところでは、無線で雑談が行われるので、これは純粋に彼の趣味だった。

海は深く。舵をにぎり、モニタに映される補正のかかった青い海の光景を見ている。静かなコクピットに一人で居ると、どこかちりちりと耳が痛くなる。

「本当に全然何もしないんですね」

けれど。今日は珍しく、声をかけてくる者が居る。金髪に茶色い肌の、典型的な南国人だ。シートの後ろを掴んで顔を突き出し、ディスプレイをじっと見据えている。フローが横を向けば、その形の良い顎と、ふくらんだ唇、耳元で揺れるイヤリングを見た後、明るいブルーの瞳を捉えた。

こちらに気づいて、彼女が振り向く。にこー、と笑った。

「鯨とか居ないんですか?」

「………………」

平穏な静寂をかき乱す一人の嵐。その名を――聞いた気はするのだが忘れてしまった。確か、雑誌記者だったはず。以前にも、観光船を動かしていた時に見た顔だ。

彼女はすっかり慣れた様子で話しかけてくるが、フローとしては、名前も覚えていない、単にやかましい人物という以上の印象は、ない。

「時々見かけるな。シャチも」

「シャチ! うわー。いいな。いいな。」

「何が」

「シャチ」

……額を押さえるフロー。

「どこが」

「一度背中に乗ってみたいなぁ」

「イルカとか、慣れたの居るだろ」

「シャチが良いんですよ。格好良いじゃないですか」

「……なんだか。前にも何かの記事か、取材かでそういう台詞があったな」

「藩王様ですねー。今度タケモンに参加するとかで」

「ああ」

「というか。それ書いたの私ですっ」

「へぇ?」

意外なつながりがあった。フローはわずかに頷いた。

「そうか」

「です」

…………。

……………………。

…………………………………………。

「あのー」

「何だ?」

「それで、感想とかは?」

「いや。印象しか覚えてないし」

「ひどいっす」

まあ。雑談に時間をつぶす記者の書いた記事なんてそんな扱いが妥当なんじゃなかろうか。

/*/

そうこうしている内に、規定深度まで到達。フローは舵に手を伸ばし、周辺の海図とそこに浮かんだパラメータを見て、わずかに舵を切る。

ゆっくりと、船がずれていく。ほとんど流されているだけなので、速度は遅い。

「もっと早く動かせるんじゃないんですか?」

彼女が聞いてくる。名前はなんと言ったっけ。未だ思い出せぬ事に微妙に悩みながらフローは答えた。

「だせないこともないが、そもそもそういう設計をされてない。それに、今は中身を積んでて、結構重い」

「それじゃあ退屈じゃありません?」

「退屈かどうかが問題なんじゃない。重要なのは、中身に被害を与えないこと、フレームにダメージを与えないこと。この船は、高速で動かすためのものじゃない。誰かが住むための家が入る場所だ。早く動くことが目的じゃない。動いたことも感じさせないのが目的だ。すでに、中に家が入ってることは知ってるだろう?」

「ええ。つまり、そこに影響を与えないように?」

「ああ」

「もう一度聞くけど、でも、それじゃあ退屈じゃありませんか?」

フローはため息をついた。彼女をじろりと睨みつける。

そして。ゆっくり一言ずつ、口にした。

「これが、俺の、仕事だ」

/*/

スレーブシップを送り届けた後、彼女は内部の施設に向かっていった。そこでも取材をするのだろう。フローはさらに機器のチェック、様々な連絡を済ませた後、移動用潜水艦に乗り込んだ。そして最後にたどり着いたのは、巨大な亀みたいなでかい都市船の心臓部―――マスタシップのいくつものポートのその一つ。

マスタシップの周辺には潜水艦が群れをなしている。多くの潜水艦はマスタシップからスレーブへと向かっていって作業をし、また周辺海域での係留点設置の作業に向かい、戻ってきては休んでいる。マスタシップが実質もっとも潜水艦を内蔵できるせいでもある。

フローはマスタシップのポートに潜水艦をいれると、さっさと降りて、エレベータに入っていった。建造途中の第四層に向かい、まだまばらな建物の並びや、そこかしこから伸びている木々の間を縫って、まるで地上のように暑い敷地を進んで行く。

しばらく行くと、作業員専用の居酒屋があった。すでに、一仕事を終えたクルー達がそこで休んでいる。傘のような天井があるだけの、ほとんど路上の施設。テーブルと椅子だけが傘のしたにいくつも並んで、せわしなく動く店員が次々にオーダを取っていく。

その隙間を抜けていくと、奥で、のんびりとカレーを食べている男と、丸い果実をがりがりとかじっている女を見つけた。エドガーとモレリィである。そのテーブルに無言で着くと、二人はこちらを向いた。

「遅かったな。どしたん?」エドガーはカレーを頬張りながら聞く。

「仕事は順調だったが。お客さんが居てな」

「余計なタスクが回ってきた? あっ。わかった!」モレリィがぱっと笑った。「またあの記者さんでしょう。結構美人の」

「……美人であることは、認める」

「うわー。で? で? こんなところにいていいの? っていうかこんなところに来てる場合じゃないでしょう。もうっ」

「何故怒る」

「怒ります」

わけがわからん。フローは肩をすくめて、スパイスのきいた鶏肉の焼いたものを注文した。ここの店の鳥は、香草が腹に詰められていて、その香りが実に良く、食欲をそそる。

「今日はコクピットも賑やかだったろう、それじゃあ」

エドガーが言う。全くその通りだったので、フローは水を飲みながら頷いた。

「だんまりだからな。おまえは」

「そうだな」

―――そうなのだが。

まあ。何というか。

「あれー? あ、あの人だ。フロー、あの人でしょ?」

モレリィが店の外縁部でうろちょろしている女を指さす。フローは何も言わない。彼女がこちらに気づいて、手を振ってきた。やはり反応しない。

「こっちこっちー」

モレリィが声を上げる。その隙に、エドガーが顔を寄せてきた。にやりと笑う。

「で? 遅れた理由は何なんだよ」

「…………」

なにげに。こいつは妙なところで抜け目ない。

――そうなのだ。余計な客を連れていたところで仕事は仕事。順調にいけば順調に終わる。タイムスケジュールが遅れる理由もなければ、ここに来ることが遅れることもない。

そして今日の仕事は順調だった。

つまりは、どこかで余計な事をしていたわけで。

「シャチ」

「は?」

まあ。何というのだろう。

ほんの気まぐれ。

時には。騒がしいにしても何にしても。やはり、誰かと同じ場所にいるというのは悪くなく。

ついでに言えば。自分がつまらないルーチンワークをやっているわけじゃないということも思い出させてくれたわけなので。

そのお礼。海の上のちょっとしたスポットで、時々見覚えのあるシャチを見せるくらいなら。―――まあ、ちょうどいいお返しだったのではなかろうか。

都市船追加SS:設定

ゆっくりと都市船はあがっていく。その光景を、潜水艦のディスプレイから眺めていた。

亀じみた巨躯がゆっくりと上へ向かっていく様は、空にあげた凧を連想させた。

青空に、高く高くあげた白い四角形。風になびいて、たこ糸に腕が引っ張られた感覚。

まだ小さかった手。まだ短かった腕。

届かないと知っていたから、凧を揚げた。

届かないと知っていたから、海を眺めた。

海も空も青かった景色。

吸い込まれそうな、青い色。

その、あまりの広さに、涙したのはいつだったか―――。

/*/

「静かね」

「そうか?」

「静かだな」

「うるせぇ」

作業用の小型潜水艦に乗っているのは、三人の男女である。エドガー、フロレンタイン、モレリィ。操縦席に収まっていた小柄なエドガーは、後ろからかかってきたモレリィの高い声には澄ましていたくせに、隣の席についたフローの低い声には何故か邪険に返していた。

顔をしかめるフローの横で、エドガーはため息をつく。ディスプレイに表示された都市船の航路は規定通り。深度もリニアに下がっている。まもなく、都市船はその上面を外気にさらすことだろう。

浮上試験。中に施設等をいれた状態で行われる最終チェックの一つ。これまで輸送船での搬入や、スレーブシップの移動など、様々な手伝いをしてきた三人組は、今はこうして特等席で都市船たちの浮上景色を眺めている。

「しかし、外ね」モレリィが少しため息をついた。「私たちは大丈夫だけど。たいていの人は怖がるんじゃない?」

「そうだな。だからこそ、海底都市がぎっしりなんだろうが」

フローの返事に、彼女は鼻を鳴らした。

度重なる大事件。しかしその割に、紅葉国で大量の死者が出た、という事は少ない。それが地上ではなく海底暮らしのおかげだと考える人は多く、だから今は海上には人気がなかった。

モレリィを始め、潜水艦乗りであれば、定期的な休憩を取る必要があるので海上に出る事に抵抗が少ない。だが一般人の場合はそうではない。エドガーも、外に出る話を友人にすると、時々ひどく驚かれる。両親にしたりすると、心配がられる。

「外の空気も悪くないんだけどね」

モレリィはそう言ってシートに座り直す。椅子が、軋んだ。

/*/

浮上は順調に完了した。エドガー達はその足で都市船のマスタシップに戻ると、一番上の層に向かった。

まだ天板は開放されておらず、室内は人工的な明かりに照らされている。緑の敷き詰められた土地。住宅街からは少し離れた広い公園で、三人はそれぞれくつろいでいる。エドガーは片手にジュースの缶を持って、ベンチに座っていた。

「そろそろ、か」

草地に寝そべっていたフローがつぶやいた。隣に座っていたモレリィが、空を見上げる。

放送が入った。これより上部アーマー及び天板の開放を行います。繰り返します、これより上部アーマー及び天板の開放を行います――――。

天井のスクリーンが光度を落とす。

そして。ずずっと、重たい音を立てて天井が動き始めた。

亀の甲羅。そして天板が、ゆっくりと開いていく。

「―――――、あ」

その隙間から見えた、青い空。

まるで目を開くように徐々に満たされていく空の色。

天板はゆっくりと開いていき、広大な青空を目前にしていく。

思い出す。

遠い青空。遙かな海。

それを前に、手を伸ばしたくて躍起になって、凧を揚げながら海を見た――――。

天板が、完全に開いた。

眩しさに目を細める。遠い、透き通った青空。遠くに見える、今にも掴めそうな白い雲。

手を伸ばす。

「……、はは」

けれど、やはり今でも掴めない。

ああ。でも。まるで昔の思い出が戻ってきたみたいで。

「エドガー、どうしたの?」

モレリィが聞いてくる。エドガーは「え」とつぶやきながらそちらを見た。

その瞬間に、涙が一粒、こぼれる。

「あれ?」

「そんなに眩しかった?」

モレリィはそう言って、少し笑う。空を見上げて、眩しそうに目を細めた。

「く、あ……」

そして。欠伸をしてやがるゴーイングマイウェイ・フローは、

「日光浴、というのも悪くない。日向ぼっこは心地よく寝られそうだ」

などと、つぶやいて、目を瞑る。

「あんたはいつも……」呆れたようにつぶやくモレリィ。

「フローだし」エドガーは笑った。

けれどまあ。それはそれであり。

久方ぶりの空の下、思い思いに満喫すればいい。

「凧でも探すかな」

「は? 何、食べるの?」

モレリィの問いをよそに、エドガーはのんびりと歩き出す。

確か、向こうの方か水平線が眺められたはずだ、と思いながら。

都市船の開発(イベント)

L:都市船の開発 = {

t:名称 = 都市船の開発(イベント)

t:要点 = 都市船,いくつものポート,潜水艦の群れ

t:周辺環境 = 海

作業ページ

提出済み

#文章作業(朝霧提案モデル)

普通に設定文+SS。

f:設定文={

側面:都市船の運用目的

側面:都市船の機構的な設定

側面:都市船の運用と周辺施設や環境との関係性

f:SS={

要求次第ですが、基本的には「側面:都市船の運用と周辺施設や環境との関係性」にそって記述しようと考えています。

#なお、朝霧は機構的な事は説明出来ません

メッセログより一部抜粋・まとめ(朝霧)

テーマは「関係性」

イメージは「街作り」

地上との関係、海底間の関係、他国との関係、人の関係。いろいろな物との関係をつくり、孤立しないようにする。

注意点>見つかりません、頑丈です。だけじゃ困る。

環境>具体的には中規模カプセル船を連結して1個の環境系を構築する。水は周囲にあるのでフロンティア船団みたいに完全な閉鎖系にしなくてもいい。

回遊>道案内はイルカでいろんなところを回遊する

#関係性の保持をする目的は、孤立することで人の心理的にも抑圧が生まれて、それをきっかけとして変な方向に走ったりしないようにするため

#詳細は藩王の説明で聞いてください

t:機構={

都市船は巨大なメインランドを旗艦にファームタイプの環境船と追加居住区を連結するマクロスフロンティアタイプ

空気清浄は環境船の光合成とふうた君2

メインランドを都市船にしてそこにシリンダ型の増設施設が連結できるようになる形式。都市船は旗艦であり、居住空間の制限問題がまた発生しないように、都市船以外のシステム(増設型施設)を接続できるようにして対処

人口増加にあわせてファームタイプの環境船や追加居住区を連結できる。

設定

絢爛舞踏祭 Brave New World 著者:明神真琴 様 発行:メディアワークス より引用させていただいております。

p.13

> 頑丈・巨大な二十四基の垂直積層型コロニーが小惑星帯で建造された。

> 数千万人という規模で人が生活できるこのコロニーは、管清吾火星軌道上に集められ、嵐の吹き荒れる火星の海へと投下される。

p.117

> 火星の都市船は基本的に直径30kmのシリンダー型が原型となっている。そこに様々な施設が継ぎ足されるごとで、都市船ごとの個性的な外観が生まれるのだ。

> 内部は百の層に区切られ、各層が天井まで200mの高さを持っていた。こうして出来た海中のスペースに、何千万人という人々が生活していることになる。

> もっとも多くの都市船において人口分布は均等ではない。人類・知類は海面に近い上階層に住みたがる傾向があるため、増設は上層部分で行われている。

> 一方、最下層からは海底鉱山へ向け細い管が延びており、形だけで言えば都市船は鉄の花のようである。