朝霧v4

*部品構造

-大部品: 朝霧アイドレス4の姿 RD:100 評価値:11

--大部品: 朝霧 RD:100 評価値:11

---大部品: 朝霧の経歴と様子 RD:6 評価値:4

----部品: ある日ふらりと現れたあいつ

----部品: 外見と普段の様子

----部品: 朝霧という人物の扱い方

----部品: 主に紅葉国における私見

----部品: きれいなクラゲを飼っている

----部品: 篤志家でもあったらしい

---大部品: 医者になってみた件について RD:36 評価値:8

----部品: 朝霧が医者になった経緯

----大部品: 医学者(職業) RD:35 評価値:8

-----大部品: 専門的な医学知識 RD:3 評価値:2

------部品: 正しい知識を追い求める心

------部品: 知識の最先端

------部品: 研究を支える基礎知識と倫理観

-----大部品: 研究能力 RD:3 評価値:2

------部品: フィールドワーク

------部品: 実験でのトライ&エラー

------部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力

-----大部品: 学会認定医制度 RD:2 評価値:1

------部品: 認定医制度の目的と受験資格

------部品: 認定更新制度

-----大部品: 名医 RD:27 評価値:8

------大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3

-------部品: 礼儀作法(医療

-------部品: 医師に求められる外見

-------部品: 正確な診断力・検査力

-------部品: ムンテラ力

-------部品: 最新医療知識の維持

------大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2

-------部品: 動揺しても態度に出さない。

-------部品: 経験と実績から発生する自負心

-------部品: 強い自制心

------大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2

-------部品: うなされるほどの練習

-------部品: 無駄のない手技

-------部品: 瞬時判断

------大部品: 医師(現代版)(職業) RD:16 評価値:6

-------大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5

--------部品: 人体への理解

--------部品: 基礎医学の心得

--------部品: 地域医療の実地実習経験

--------部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

--------部品: 一次救命処置能力

--------部品: 患者とのコミュニケーション能力

--------部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

--------部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

--------部品: 臨床研修で得た経験

--------部品: 6年間の医学生生活

-------大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4

--------部品: 医療関連ルールを遵守する

--------部品: 生涯を人道に捧げる誓い

--------部品: 患者へ尽力する誓い

--------部品: 公平で公正な治療行う誓い

--------部品: 人命尊重の誓い

--------部品: 医師という職業への誓い

---大部品: スプリンター RD:39 評価値:9

----部品: 純粋歩兵としてのスプリンター

----部品: スプリンターの活動領域

----部品: スプリンターの機動能力を活かした運用

----部品: スプリンターとしての民族的な素地

----部品: スプリンターの継戦能力

----部品: スプリンター認定のための試験

----部品: スプリンターに定められた任期

----大部品: スプリンターに支給されている装備 RD:3 評価値:2

-----部品: スプリンターが通常使用する軍服

-----部品: スプリンター用脚部サポーター

-----部品: 装備品の貸与期間

----大部品: 歩兵やゲリラとの連携活動 RD:2 評価値:1

-----部品: 歩兵の得意とする攻撃範囲に戦場を設定する

-----部品: ゲリラとスプリンターの行動方法の違いを意識する

----大部品: ゲリラ RD:27 評価値:8

-----大部品: 紅葉国におけるゲリラの位置付け RD:5 評価値:3

------部品: 紅葉国部隊としてのゲリラ

------部品: ゲリラ部隊の必要性

------部品: 隠蔽能力への特化

------部品: ゲリラ訓練を受けるための資格

------部品: ゲリラ部隊に入る条件

-----大部品: ゲリラの隠密行動 RD:5 評価値:3

------大部品: ナイフの活用 RD:3 評価値:2

-------部品: 速度を重視したナイフの利用

-------部品: 音を立てない武器としてのナイフ

-------部品: 屋内での使いやすさを重視する武器

------部品: 音をたてずに合図を送る

------部品: 迷彩装備の支給

-----大部品: 白兵距離での防御 RD:4 評価値:3

------部品: 武器に相手の注意を向けさせる

------部品: 空いている手による防御

------部品: 足さばきによる対処

------部品: 日頃からの格闘訓練

-----大部品: ゲリラ用武器の管理 RD:2 評価値:1

------部品: ゲリラの使用する銃器類の管理

------部品: ナイフ管理についての特記事項

-----部品: ゲリラと歩兵との連携行動

-----大部品: 紅葉国歩兵 RD:10 評価値:5

------部品: 紅葉国における歩兵の役割

------部品: 歩兵になる際の審査事項

------大部品: 紅葉国での歩兵訓練 RD:3 評価値:2

-------部品: 3年間を目安とした訓練期間

-------部品: 歩兵に必要な訓練内容

-------部品: 足腰の強化

------大部品: 銃器による戦闘 RD:3 評価値:2

-------部品: 近距離武器は状況に合わせて選ぶ

-------部品: アサルトライフルを主体とした中距離攻撃

-------部品: 狙撃手の出番となる遠距離攻撃

------部品: 重視される仲間との協力

------部品: 歩兵に課される制限事項

---大部品: 都市船整備員 RD:19 評価値:7

----部品: 紅葉国での成り立ちと目的

----部品: 都市船整備員の必要性と雇用観点

----大部品: 都市船整備員試験による資格 RD:3 評価値:2

-----部品: 一種

-----部品: 二種

-----部品: 三種

----部品: システム担当整備員(ソフトテクノ)

----部品: 整備実務員(ハードテクノ)

----部品: 整備の実働と用いる各種装置・装備

----部品: 都市船の平時のメンテナンスと心得え

----部品: エマージェンシー時の第一種戦闘配置

----大部品: 整備士 RD:9 評価値:5

-----大部品: 整備知識 RD:3 評価値:2

------部品: 工学基礎

------部品: メカニズムの理解

------部品: 環境や安全に関する知識

-----部品: 必須経験

-----部品: 資格

-----部品: 要求性能の理解

-----部品: 工期の把握

-----部品: チームワーク

-----部品: 整備するものに対する理解

*部品定義

**部品: ある日ふらりと現れたあいつ

マイルを持ってふらりと現れた朝霧はだいたいクーリンガン事変の頃のことだった。何故紅葉国だったのかと言えば藩王のルウシィさんに声をかけられたため。

**部品: 外見と普段の様子

日焼けした典型的な南国人でいささか太っていたが、紅葉国では余分なスペースがないためダイエットに挑戦して痩せた。

よく食べ、よく散歩し、よく寝るが、あんまりギャンブルはしないという紅葉国では珍しいタイプ。本人は「あんまり運のいい方じゃないから」とかいっている。

**部品: 朝霧という人物の扱い方

普段ぼんやりしているしのんびりと日光浴を楽しんでいるか散歩しているかだが、働かせればそこそこ優秀らしい。

よく見ると政策の原案作成や施設建築時の予算の確保などをしていたりする。

ただしよくよく説明しないと動かないし、質問に応じないとすぐこじれるので、扱いはやや面倒くさい。

**部品: 主に紅葉国における私見

ルウシィさんが回しているから回っているが、これだけの調整力を持つ人が他にいるのかな、と思いつつ次世代、さらにその次へとどうやってつないだらいいのかを日々模索中。もっぱら散歩と称して市井を見回っているのにもそれなりの理由があって、ちょくちょくレポートを藩王や摂政にあげている。

**部品: きれいなクラゲを飼っている

以前手に入れたクラゲ。ぼんやりみてると癒やされた気分になるそうだ。なんだか綺麗なので、見ていると延々時間をつぶせる。

あとたまにいいことを思いつくが、いかんせんたまにのことだし、クラゲのおかげかはよくわからない。

**部品: 篤志家でもあったらしい

必要に応じて施設を用意するためのお金を用意して提供したりしていたら篤志家と言われるようになっていた。

とはいえ紅葉国では街は船、都市船の住民は全員がクルー。自分達の船をよくしたいと思うのは普通のことだと思うのだ。

大なり小なり、誰もが支えなければ船は進まず、船は保たない。

彼もまたそれにならったのだった。

**部品: 朝霧が医者になった経緯

この人物、暇に厭かせて資格とったりもしている。その一環として医者にもなったことがある。紅葉国では治癒師の件もあって医師系列はセンシティブなテーマなのだが「それは興味深い」とかいってのりだした。

お金に意識が向かってないだけでギャンブルというかぎりぎりのところに向かう当たり紅葉国の人物らしい。

**部品: 正しい知識を追い求める心

知識に対する勉強、研究には果てがない。

例えば抗菌薬は菌を減らす。なぜか?

菌の増殖を抑えるからである。なぜ抑えられるか?

例えばペニシリンなら細胞壁の合成を阻害するからである。

ではペニシリンが細胞壁の合成を阻害するのはなぜなのか?

普通の人間ではそんなことまで気にならない。医師ですらそこまでは知らなくても仕事に差し支えがない。

それでも知りたい。そんな興味の持ち主がは医学者の豊富な知識を生むのだ。

**部品: 知識の最先端

学者という職業とは実際何なのだろうか。

大学に所属して研究を行っていればみな学者なのであろうか。

一般的な認識ではそうではない。

学者とはいまだ明らかでない謎を、知識として明らかにする職業である。

どれだけその知識に詳しいとしても、誰かが書いた論文を参考にするだけではいけない。

どこか一つでも、人の参考にされるような、最先端を行く知識や調査を行っている者が学者だと言えるのではないだろうか。

医学者とは広い裾野をもつ医学の知識、そのどこかで最先端を行く者たちである。

**部品: 研究を支える基礎知識と倫理観

知識とはお互いが関連しているものである。積み木を積み上げてただ高くしていくように研究を進めることはできない。

豊富な土台となる基礎知識があるからこそ、先端への研究に目鼻がつくのである。

医学者も例外ではなく、解剖学の教授兼医学者は、解剖学的形態の必要性を知るため、生理学にも詳しいのである。

そして、医師として培った倫理観が、非人道的な研究を行わせない。

**部品: フィールドワーク

研究のためにはデータが必要だが、これがまだ十分でない場合はデータを稼ぐしかない。自分の足で。フィールドワークとは研究のテーマに即した現地へ訪れて、対象を直接観察したり、医学者であれば研究対象の疾患の病態や感染経路などの調査、資料採取を行うのである。

**部品: 実験でのトライ&エラー

データや資料が出そろったら、研究を行わなければならない。感染症に対しての治療薬の開発であれば、まず原因菌の分析を進めなければならない。

増殖の条件やメカニズムの確認のためには安全に培養をしなければならないし、それがなされたあとは仮説を立てて、有効な治療手段を試すのだ。

繰り返しデータを得て、着実に進んでいくのが大事である。

**部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力

研究とはテーマに基づいた実験と結果データ収集の繰り返しであったり、莫大なデータから、法則性を見出すための統計学であったりするのだが、

見当違いな仮説を立てていてもいいデータはとれない。

実験もデータ収集も有意義なものになるよう、きちんとした知識に基づいた仮説の立案能力は医学者に重要である。

**部品: 認定医制度の目的と受験資格

医学者とは、医師である以上人道のために働くものでなければならない。学会認定医制度の目的は、

医師として広い知識と練磨された技能を備えた、優れた臨床医を社会に送り、社会の人々がより良い医学、医療の恩恵を受けられるようにすることと、

医学者の研究を経て社会の福祉に貢献することが最大の目的である。

医学者は医師の中でもさらに優れた理性と、人道に沿った高い倫理観が求められる職業である。

受験資格は以下の通りであり、これをクリアできた者のみが医学者となることができる。

・医師免許証を持っている

・所定の期間、定められた施設で定められた研修を修了している

・認定を求める分野での治療実績と症例報告を20件以上行っている

このように受験資格が厳しく、試験の内容自体もは厳しいものだが、それゆえに医学者の人間性と高い能力が担保されている。

**部品: 認定更新制度

認定医のレベルを保持するため、認定医は認定更新をしなければならない。

認定医は学会の会員を継続して義務を果たさなければならない。

認定後でも、会員としての資格を失えば認定は取り消される。

認定更新は5年ごとに、認定更新の審査を受け、これに合格しなければならない。

これらの厳しい管理のため医学者の能力が保持されているのだ。

**部品: 礼儀作法(医療

医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。

しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。

その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。

**部品: 医師に求められる外見

第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。

よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。

余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。

**部品: 正確な診断力・検査力

高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。

医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。

余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

**部品: ムンテラ力

ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。

患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。

望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。

医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。

治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。

敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

**部品: 最新医療知識の維持

正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。

納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。

何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!

これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

**部品: 動揺しても態度に出さない。

医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。

予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

**部品: 経験と実績から発生する自負心

ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

**部品: 強い自制心

患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。

当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。

実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

**部品: うなされるほどの練習

治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。

緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

**部品: 無駄のない手技

名医の治療は早い。

何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

**部品: 瞬時判断

どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

**部品: 人体への理解

医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

**部品: 基礎医学の心得

人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。

**部品: 地域医療の実地実習経験

医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

**部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。

清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。

**部品: 一次救命処置能力

医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。

この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。

救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。

C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

**部品: 患者とのコミュニケーション能力

医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。

このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

**部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。

患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。

いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

**部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。

これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

**部品: 臨床研修で得た経験

一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。

臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

**部品: 6年間の医学生生活

医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。

これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、

同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。

なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。

**部品: 医療関連ルールを遵守する

医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

**部品: 生涯を人道に捧げる誓い

医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

**部品: 患者へ尽力する誓い

医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。

**部品: 公平で公正な治療行う誓い

医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。

**部品: 人命尊重の誓い

医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。

**部品: 医師という職業への誓い

医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

**部品: 純粋歩兵としてのスプリンター

紅葉国において歩兵やゲリラは元々パイロットを兼ねていたが、スプリンターは純粋歩兵として訓練を行い、またあくまで歩兵として実戦を行う

**部品: スプリンターの活動領域

都市密林等遮蔽物がある場所を主な活動領域と想定しており、高低差と悪路走行にも耐えられるよう日頃から訓練を行っている。

**部品: スプリンターの機動能力を活かした運用

スプリンターは森やビル群等の狭い場所を機動力を落とすことなく移動して、時間をかけず意表をついて攻撃するという運用を考えて日頃からの訓練を行っている。

**部品: スプリンターとしての民族的な素地

紅葉国は元々南国人国家である。歩兵とゲリラの経験者から、南国人のバネに体格の良さや筋力が加わった者を選抜して訓練を行うことで歩兵能力を強化している。

**部品: スプリンターの継戦能力

スプリンターは選抜された者の元来の能力や訓練の結果だけでなく、専用装備も加えて継戦能力を維持している。もちろん訓練は重要視されている。

**部品: スプリンター認定のための試験

スプリンターは、身体的能力が優れた歩兵なら全員がなれるわけではない。ゲリラ経験者なら1年以上、歩兵のみ経験者であれば3年以上(さらにゲリラ訓練を受ける)の専門的な訓練を受けた後に実戦形式の試験を行い、全ての試験に合格したら正式に任命される。

**部品: スプリンターに定められた任期

スプリンターの任期は基本一年で、作戦行動中でない限りいったんその時点でスプリンターの退任となる。作戦行動中は、その作戦が終わり帰還した翌日をあてる。続けたい場合は更新申請を予め提出した上で、再試験に合格するおよび健康診断で問題ないことが必要となる。スプリンターが体力面、特に足に負担がかかるためのチェックを定期的に行うため、この形式を採用している。

**部品: スプリンターが通常使用する軍服

紅葉国の民族衣装をアレンジしたものである。服の布はいくつかのパーツに分かれており、都市や砂漠、密林等様々な場所での隠蔽に用いる。首や胸、脚部といった重要部位は重点的に保護されている。服の内部にはスペースがあり、弾丸やツールセットなどを入れておけるようになっている。

**部品: スプリンター用脚部サポーター

スプリンターには特殊金属が編み込まれた脚部サポーターが支給される。疲労や怪我を軽減するだけでなく、階段や悪路の負担を軽減する効果を持つ。

**部品: 装備品の貸与期間

スプリンターの軍服と脚部サポーターは、共に個人に合わせたものとなっている。スプリンターの任期期間は貸与されるが、更新であってもいったん任期が切れた時点で返却処理を行う。その上で更新時は再び貸与されることとなる。

**部品: 歩兵の得意とする攻撃範囲に戦場を設定する

いつでも得意な攻撃範囲で戦闘が行われるわけではない。歩兵は白兵戦に弱いが、スプリンターはその足で敵を混乱させ、また味方を滞りなく移動させることにより白兵戦をもっと距離のある攻撃範囲に変えることが可能である。数の多い歩兵が得意とする攻撃方法までの準備はスプリンターの大事な作戦行動となる。

**部品: ゲリラとスプリンターの行動方法の違いを意識する

ゲリラは速度より隠蔽からの隠密行動を重要視する。一方でスプリンターはその機動力を活かす使い方を考える必要がある。スプリンターが先に動き、ゲリラが潜む場所へ誘導する作戦。ゲリラが隠蔽からの攻撃で敵を浮足立たせ、そこにスプリンターが突入する作戦。どちらが主役というわけではなく、双方を活用してよりよい作戦活動を目指すのが連携活動である。

**部品: 紅葉国部隊としてのゲリラ

ゲリラという言葉の響きは、藩国所属より藩国を相手どる歩兵に聞こえることだろう。紅葉国のゲリラは、あくまでその能力、運用方法がゲリラ的だということで名付けられた、藩国で育成している特殊な歩兵のことを指す。

**部品: ゲリラ部隊の必要性

紅葉国は南国としてのジャングルの多い陸地に加え、海底都市や都市船といった遮蔽物の多い場所にて活動している。これらを活用、かついざという場合の備えとして静かに動ける少人数部隊を集めたゲリラ部隊が考えられた。

**部品: 隠蔽能力への特化

ゲリラはなにより、隠蔽能力に特化させた歩兵である。紅葉国の地形は大部隊向きではない。必然的に、海を活用する、閉鎖環境を利用する、ジャングルをうまく使うのいずれかが考えられる。この内後者2つにおいて活躍することを目的とする。攻撃力そのものは低めでも、隠れたまま目標ぎりぎりまで近づける能力は貴重である。

**部品: ゲリラ訓練を受けるための資格

ゲリラになりたいならば、まずは歩兵としての訓練を受ける必要がある。歩兵として3年以上勤める、または歩兵訓練の中で教官3名以上の推薦を受けることでゲリラ訓練を受けられるようになる。ゲリラ訓練を受けるだけでなく、歩兵としても相応の評価がなされて初めてゲリラとなることが可能である。

**部品: ゲリラ部隊に入る条件

ゲリラ部隊に入るためには、ゲリラ訓練を開始してから行われる実施試験を全てクリアするのは大前提である。さらに隠蔽能力が十分であると周囲から認められる必要がある。ゲリラは少人数に分かれての行動が多いため、何より同行する仲間からの信頼が大事だからだ。

**部品: 速度を重視したナイフの利用

銃を抜いて構えていたら敵に気づかれる、銃を準備する時間がないといった速度が必要なシチュエーションにおいて、ナイフは素早く構えることができる武器である。

**部品: 音を立てない武器としてのナイフ

ナイフは銃器類に比べてほとんど音を立てない。これは隠密行動を重視しているゲリラにおいて非常に価値のある特性と考えられる。

**部品: 屋内での使いやすさを重視する武器

ナイフは屋内という白兵からせいぜい近距離までのシチュエーションにおいて、攻撃にも防御にも使いやすい武器である。ゲリラは屋内での襲撃、または攻撃される状況を想定して日頃から訓練を行う。

**部品: 音をたてずに合図を送る

状況によっては音声での指示が難しくなることがある。そういうときに活用されるのが筆記や指文字、腕や瞬きなどでの合図である。決まった言葉であれば、複数種類の合図を部隊内で活用することとなる。敵にばれないよう、作戦毎に簡単なものは決めなおすこともある。

**部品: 迷彩装備の支給

隠密活動において、迷彩装備は大事なものである。紅葉国で主に使われるのは都市迷彩および海洋迷彩、ジャングル用迷彩である。この三種類については、いつでも使えるように個人で管理を行う。国外での作戦を想定して、必要に応じて砂漠迷彩や森林迷彩支給もなされる。

**部品: 武器に相手の注意を向けさせる

特に白兵距離において、戦闘相手の持つ武器は脅威となる。これを利用して自らの武器に注意を向けさせ、受けや回避のための余裕を作る。

**部品: 空いている手による防御

白兵距離での武器使用は利き手を使う。一方で戦闘相手の攻撃をさばき、武器を無効化させるのは空いている側の手なのである。

**部品: 足さばきによる対処

戦闘相手の攻撃を避けるためには、とっさに足が動くかどうかが物を言う。攻撃が視認できても、足が震えていては対処できない。

**部品: 日頃からの格闘訓練

白兵距離における戦闘は、目の前に敵や武器があるので自らの恐怖心との戦いという側面が強い。状況に応じた判断と的確な動きのためには、日頃からの格闘訓練が大事なものとなる。

**部品: ゲリラの使用する銃器類の管理

ゲリラの使用する武器について、銃器類は歩兵と同様に任務中のみ支給、装備することとなる。歩兵と同じ装備を使う機会も多いので、歩兵経験が役立つこととなる。

**部品: ナイフ管理についての特記事項

ナイフについては個人の使いやすさを重視するため、部隊単位で個人の使用する種類を申請する。自室で手入れ以外のことをしない、訓練と任務時以外に持ち出さないという制約の上で個人管理も可能である。ただし、制約を一度破ると二度と個人管理はできなくなる。

**部品: ゲリラと歩兵との連携行動

ゲリラは歩兵がフォローできない、部隊の懐に入られた際の戦闘が可能である。ただし歩兵ほど遠距離を想定した装備を通常所持しない。互いの得意分野による連携を想定しての運用が前提となっている。

**部品: 紅葉国における歩兵の役割

紅葉国は海に囲まれた環境であるためか、海への警戒を重視しがちである。しかし外敵は一般市民の間に紛れ込むこともある。平時には治安維持の役割がある。他国との連携作戦では歩兵が求められる機会も多い。偵察や要人警備も歩兵が必要である。歩兵の出番は想像以上に多いのだ。より専門性の高いゲリラやスプリンターを志望する者も、まずは歩兵から始めることとなる。

**部品: 歩兵になる際の審査事項

歩兵はなりたい者が挙手するだけでいいわけではない。座学を理解できる程度を要求する学力試験。心身に問題がないか確認する健康診断。そして体力面に著しい問題がないかチェックするための体力審査である。

**部品: 3年間を目安とした訓練期間

紅葉国では、一定水準の歩兵を十分な数保持するために、3年を目安とした訓練期間を設けている。挨拶に始まり体力強化、武器についての知識や取り扱いなど、必要な知識や技術を吸収させていく。

**部品: 歩兵に必要な訓練内容

新兵は早朝の体力訓練から、午前は座学を主に行う。午後は実施訓練が多いといったものが一日の流れである。特に新兵の訓練期間は個人の時間が少なくなりがちだが、慣れてくと趣味の時間を積極的に取る歩兵も増えてくる。

**部品: 足腰の強化

歩兵は自分の使う装備を全て担いだまま、複雑な地形や車両の通れない場所を突破する機会がある。その時になって音を上げないためにも、日頃から足腰の強化を目的とした訓練が課されている。

**部品: 近距離武器は状況に合わせて選ぶ

近距離が主体となる状況は多数ある。屋外なのか屋内なのか。撃ってはすぐ隠れて敵の数をまず減らすのか、制圧を目的とするのか。状況に合わせて拳銃やショットガン、サブマシンガンなどと使用武器が変わるのでいずれもしっかり訓練しておきたい。

**部品: アサルトライフルを主体とした中距離攻撃

中距離攻撃は、アサルトライフルの独壇場となる。得意な攻撃距離を保ちたいため、歩兵の足の出番でもあるのだ。

**部品: 狙撃手の出番となる遠距離攻撃

遠距離攻撃はスナイパーライフルが主力となる。部隊を組む際には、必ず狙撃手になり得る遠距離が得意な歩兵を組み込むこととなる。作戦によっては専用のスナイパー部隊を展開する。

**部品: 重視される仲間との協力

歩兵は一人で任務を行うことはまずない。最低でもバディ単位、通常は班から小隊規模、大きな任務であれば中隊以上という大人数での任務活動となる。当然ながら仲間との協力が必要で、歩兵は協力することにより真価を発揮できるよう訓練されている。

**部品: 歩兵に課される制限事項

新兵は訓練期間の間に様々な知識や実施の試験を行う。すべてをクリアして初めて歩兵任務につくことが許される。素質による特例で早期からゲリラやスプリンターの訓練を受けていても、例外とはならない。また任務時の支給装備は、装備してよいのは任務中のみであり、任務終了時に手入れの上で返還となる。常に所持してよい支給装備は存在しない。

**部品: 紅葉国での成り立ちと目的

都市船の竣工。紅葉国では昔年の問題……海底都市の土地面積問題に決着をつけるため、都市船を開発した。

都市船の許容人口は最大三千万。およそ、T14人口の倍以上ある大規模な居住空間である。

T14において海底都市は、抱える人口に対して敷地面積が限界を越えつつあった。これに加えて、ベビーラッシュの発生である。

もとよりベビーラッシュを前に子供の住処が無いのは論外である。大抵のことはいいんじゃないと認める藩王も、こと子供に関しては丁重に保護した。

大抵の国でもそうであるように、紅葉国でもまた、子供以上に優先されることはそうそう無い。

都市船の即時運用は必須と言えた。だが、都市船はその大規模さ故に、莫大な整備能力を必要としたのである。また、そうでなくても人が増えるとトラブルが増える事は目に見えていた。

そこで紅葉国では、都市船の運用のため、大勢の都市船整備員を育成することになった。

**部品: 都市船整備員の必要性と雇用観点

都市船は当時の紅葉国の全住民をそっくりそのまま収容できる大規模さである。その巨大さは、道楽者の放蕩息子が次々に金と酒をせびるがごとく、莫大な整備能力を要求した。

加えて、安全性の観点より常にある程度の規模の整備員を確保しておく必要があるため、公共事業として大規模な雇用が見込める一方で、通常ありえないほどの整備グループを組織する必要があった。

その中核には都市船開発にも関わった技術屋を据えるとしても、単純に数がいる。

そのためのマニュアル整備と指揮系統の設計こそ先の臨時裁定システムをモデルケースに慎重に行われたが、雇用数そのものは、話が別である。

紅葉国は長年観光主軸の経済構造だったが、当時は長らく続く不況で国内には仕事を求める者が多かったのである。

大規模整備が行われる度に彼らを雇用し、整備をすることで、動員数は確保されることになる。

**部品: 一種

一種は上級の整備員とされる。

都市船の整備、補修だけでなく、スレーブシップの設計までを行う技術が保証されるレベルである。

このため、一種の知識問題では都市船開発における根幹部分……全体の系としての補償や、都市開発知識、安全面に関する知識などかなり深いレベルのものが必要とされる。

実技においては、実際に課題を与えられ、スレーブシップの設計を行い、審査員の前でプレゼンをする、といった形式になる。

故に、一種を持つものはごく少数となっており、開始当初では初期の開発者である紅葉国の神室氏や朝霧氏、そもそもの意見提案氏である紅葉ルウシィ氏程度しか、この時点では資格保有者はいなかった。

これは技術進歩と人材育成の幅、及び都市船群の増加にあわせて徐々に修正されていく事となる。

**部品: 二種

二種は、通常の定期整備の他、緊急時のトラブル調査と応急処置などが行えるレベルを指す。

実運用上では二種免許保持者がもっとも強い権限を持つ。彼らは知識問題で都市船の運行に関する基礎知識の他、かなり深いレベルでの機構に関する知識が求められる。

実技試験では、シミュレーションとして口述によるトラブル対処の試験と、シミュレータにおける運用試験が行われる。

**部品: 三種

三種は、通常の都市船……スレーブシップ、マスタシップ双方の、定期整備を行えるレベルを指す。

ここでの知識問題では、都市船の基礎的な機器の知識や整備方法……他、安全管理技術に関する問題が出題される。

実技では、実際に定期点検時に整備対象とされている諸々の機器の予備を渡され、その場で整備することになる。

多くの者は三種として扱われ、大規模整備の際にはもっとも厚く固められる事となる。

**部品: システム担当整備員(ソフトテクノ)

主に内部監視や制御・プログラム系整備員。通称ソフトテクノと呼ばれる。ハードテクノとの上下関係は無く、ペアを組んで行動する事が多い。

それぞれの区画に配備されオペレータ業務や異常監視業務、若しくはハッキングや電子面からの外部攻撃に対応する都市船整備員である。また、その他の様々なスタッフとしての役割も持つ。

例えば、都市船整備員には多くの医者も関わっている。これは大規模雇用と大規模な仕事の中にあって、専門のメディカルスタッフも必要であると検討されたためである。

これは職場環境の保持を目的としており、夢の剣事件後の事例にも倣って心理面での配慮と、労働環境の悪化を防止するための肉体面での配慮として医師または医療関係者が配置されることになった。

大昔は医療国であり古くから病院を持つ紅葉国には、これらの人材は豊富にあった。これを受けて、都市船整備員は医者が兼任することも少なくなかった。

**部品: 整備実務員(ハードテクノ)

主に実際の維持・整備や外壁の修復・機関部の点検等、その他諸々の整備実務面を担当する整備員。通称ハードテクノと呼ばれる。

都市船の建造プロジェクトに参加し、機械工として従事した人々からの脈々とした技術伝達とマニュアル、心構えを以て作業にあたるプロフェッショナルである。

ソフトテクノからの報告を受けて緊急で駆けつける事もあれば、ハードテクノとしての感覚からの違和感をソフトテクノに上げて経緯を調査してもらい異常を発見すると言った事もある。

都市船の継続ために、各々が協力し合う事が必須である事を試験を通して既に学んでいる。

**部品: 整備の実働と用いる各種装置・装備

都市船は巨大建造物であるため、システムやハード面においても多くの整備が必要な部分が存在する。

そのため、整備に用いられる道具も多種多様となっている。

システム担当整備員(通称:ソフトテクノ)の主な道具は各々の担当区域の管理室端末及び情報処理ヘッドセットである。

管理システムから送られてくる大量の情報をチェックし分類する。異常があれば原因を調べ、ハード面であれば実務者へ回す。

システム異常やハッキングの場合は、それこそ彼らの"知識"が最大の道具となる。ヘッドセットを装着し、対応に当たることとなる。

また、端末故障等にも対応できる電気系統の専門家も多く、懐にレーザーメスや配線等の整備道具を持っていることがあるようだ。

動きやすいように白衣に似た軽く白い服を作業服とし、彼らのトレードマークともなっている。

一般的な整備行為と言われる機器の点検・修理を行うのは、整備実務員(通称:ハードテクノ)である。

彼らの得物は自らの整備道具、汎用小型端末、作業用ゴーグル、それに特殊外套である。

通常業務の定期点検に加え、ソフトテクノから送られてきた異常のチェックや緊急時の応急補修などが仕事内容である。

そのための仕事道具はもちろん、超小型のホロディスプレイが仕込まれた小型端末による位置確認とその内容が重要になってくる。

また、作業服は突然の事態にも着れるように上着の緑の長い外套と目を守るためのゴーグルのみが指定されており、

任意で呼吸器保護のためのコーティングマスクなどの様々なオプションを選択して身につけることになっている。

この外套、実際にスプリンター部隊が用いている布と同じく要所要所に特殊繊維が編み込まれており、さらに加工を施すことで

防刃・耐熱に加え疎水性も持つようになっている。また、彼らは医者でもあるため抗菌処理も施してあるという。さながら手術服である。

とはいえこれは笑いごとではなく、彼らも「都市船も自分たちの手術台の上の患者だ。失敗は出来ない」と言っており、真剣に取り組んでいるようである。

ハードテクノの一種として、船外整備員と呼ばれる大規模定期整備のみに存在する作業員もいる。

区分でいえば三種の担当員であり、都市船の定期浮上に伴い水深が浅いうちに水中部分の修理作業を行うのが彼らである。

活動に用いられる各種のツールは厳密に制度が定められており、規定水準を超えた物でなければ使用できない。

その基準は当然ながら潜水服にも適用されるし、水中トーチや命綱といった物にも硬度、強度の面で規定水準以上の物が義務づけられている。ただし物によっては規定を越えた物を使用してはならない場合もある。

これらのツールは定期的に検査する必要があるとされている。

この時、潜水服は紅葉国技族局が開発した潜水活動服を用いることになる。フィンと呼ばれる水かきを装備する。

体温を一定に保つダイバースーツのようなものであるが、衝撃や裂傷等に対する耐久力や活動のしやすさは外套と同じく通常のものとは大違いである。

要部に装甲があったり、身体を固定するアンカーやバックパック、短距離通信装置、急速浮上装置、緊急連絡用ビーコン等様々な機能が搭載されている。

**部品: 都市船の平時のメンテナンスと心得え

都市船整備員試験に合格した国民は都市船整備員を着用可能である権利を得る。着用し、常時募集されている平時メンテナンスに賛同し参加する事で、持続的な給金も保障される。

だが、権利と共に自身の職務に対する意義を見失わない様に指導もされる。

厳しい現実として、都市船や海底都市が雷撃されたりテロによる爆発が発生したり毒ガスが流し込まれたりと言った事が何度もあり、記録にも残っている。

内部からの破壊が甚大な被害をもたらす事、自身の立つ都市船という土地がいかに危うい物かという事、そして自身の仕事がどのような対応に繋がるのか、

しっかりと認識されるように日々の講義が挟み込まれる。平時メンテナンスがあるからこその都市船の快適で比較的安全な生活が成り立つ事を、誰よりもわかっているのが都市船整備員である。

**部品: エマージェンシー時の第一種戦闘配置

自身が搭乗・生活している都市船が沈没や全滅の危機にある場合、都市船整備員に対してもエマージェンシーコールが為される。

第一種戦闘配置と同じく、部署に就いている乗員はシフトに関わらず総員が二種都市船整備員の指示に応じて所定の持ち場に就く事が義務付けられている。

自身の家でもある都市船を守るために一丸となって危険に対処する。エマージェンシーコールは藩国の藩王及び摂政華族によって、行政との調整のもとに発令される。

無事に解除まで至った場合には拘束時間に基づいて算出された給付金が付与される。

**部品: 工学基礎

I=D、RB、車両、艦船等の構造や構成部品についての知識。各種の対象に特化した知識ではなく、あくまで整備技術を付け焼刃にしないための基礎理論である。

**部品: メカニズムの理解

I=D、RB、車両、艦船の動作原理と部品についての実践的な知識。具体的に構造や仕組みを知ることにより、整備スキルを向上させる。

**部品: 環境や安全に関する知識

パイロットの身を守るための安全に対する知識。I=Dや車両、船舶、潜水艦を製造・運用する上での環境に対する配慮等の知識全般の事を指す。

**部品: 必須経験

国から認可された専門の養成機関で1年以上の訓練経験、もしくは2年以上の実務経験が必須となる。実地で経験を積むほうがいいと思われていることもあるが、期間が長いかつ勉強をしながらになるため養成機関に通うものが多い。

**部品: 資格

公的認定機関による資格認定試験を受ける。これに合格することにより、晴れて整備士と名乗ることができるようになる。また、免許の更新が3年ごとに必要となる。

**部品: 要求性能の理解

パイロット、現場が求める要求性能を理解し、その性能を満たす方法の提示、及び実現可否からの却下が出来る必要がある。更に要求性能からの分析として逆に提案することも視野に入れる。

**部品: 工期の把握

作業には時間がかかるものであるが、納期に間に合わせねば使用されないし、全ての作業工数を一つに注力する事は不可能であるため見積もり能力が必要となる。実現性の検討と案の提示が出来るようになるスキルを必要とする。

**部品: チームワーク

I=Dや船舶などの対象整備はチームで行うことになる。連携して整備することで、クロスチェックは元より改善提案や作業効率化にも繋がるため、ブリーフィングを行いつつのチームワーク作業を必須とする。

**部品: 整備するものに対する理解

整備するものに対する、構造的理解が必須である。理解を助けるために、整備士学校の講習や技術資料、チームの部リーティングや上役からの指導がある。専門知識の必要となる対象には、相応する資格が必要となる。

*提出書式

  大部品: 朝霧アイドレス4の姿 RD:100 評価値:11

  -大部品: 朝霧 RD:100 評価値:11

  --大部品: 朝霧の経歴と様子 RD:6 評価値:4

  ---部品: ある日ふらりと現れたあいつ

  ---部品: 外見と普段の様子

  ---部品: 朝霧という人物の扱い方

  ---部品: 主に紅葉国における私見

  ---部品: きれいなクラゲを飼っている

  ---部品: 篤志家でもあったらしい

  --大部品: 医者になってみた件について RD:36 評価値:8

  ---部品: 朝霧が医者になった経緯

  ---大部品: 医学者(職業) RD:35 評価値:8

  ----大部品: 専門的な医学知識 RD:3 評価値:2

  -----部品: 正しい知識を追い求める心

  -----部品: 知識の最先端

  -----部品: 研究を支える基礎知識と倫理観

  ----大部品: 研究能力 RD:3 評価値:2

  -----部品: フィールドワーク

  -----部品: 実験でのトライ&エラー

  -----部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力

  ----大部品: 学会認定医制度 RD:2 評価値:1

  -----部品: 認定医制度の目的と受験資格

  -----部品: 認定更新制度

  ----大部品: 名医 RD:27 評価値:8

  -----大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3

  ------部品: 礼儀作法(医療

  ------部品: 医師に求められる外見

  ------部品: 正確な診断力・検査力

  ------部品: ムンテラ力

  ------部品: 最新医療知識の維持

  -----大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2

  ------部品: 動揺しても態度に出さない。

  ------部品: 経験と実績から発生する自負心

  ------部品: 強い自制心

  -----大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2

  ------部品: うなされるほどの練習

  ------部品: 無駄のない手技

  ------部品: 瞬時判断

  -----大部品: 医師(現代版)(職業) RD:16 評価値:6

  ------大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5

  -------部品: 人体への理解

  -------部品: 基礎医学の心得

  -------部品: 地域医療の実地実習経験

  -------部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

  -------部品: 一次救命処置能力

  -------部品: 患者とのコミュニケーション能力

  -------部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

  -------部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

  -------部品: 臨床研修で得た経験

  -------部品: 6年間の医学生生活

  ------大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4

  -------部品: 医療関連ルールを遵守する

  -------部品: 生涯を人道に捧げる誓い

  -------部品: 患者へ尽力する誓い

  -------部品: 公平で公正な治療行う誓い

  -------部品: 人命尊重の誓い

  -------部品: 医師という職業への誓い

  --大部品: スプリンター RD:39 評価値:9

  ---部品: 純粋歩兵としてのスプリンター

  ---部品: スプリンターの活動領域

  ---部品: スプリンターの機動能力を活かした運用

  ---部品: スプリンターとしての民族的な素地

  ---部品: スプリンターの継戦能力

  ---部品: スプリンター認定のための試験

  ---部品: スプリンターに定められた任期

  ---大部品: スプリンターに支給されている装備 RD:3 評価値:2

  ----部品: スプリンターが通常使用する軍服

  ----部品: スプリンター用脚部サポーター

  ----部品: 装備品の貸与期間

  ---大部品: 歩兵やゲリラとの連携活動 RD:2 評価値:1

  ----部品: 歩兵の得意とする攻撃範囲に戦場を設定する

  ----部品: ゲリラとスプリンターの行動方法の違いを意識する

  ---大部品: ゲリラ RD:27 評価値:8

  ----大部品: 紅葉国におけるゲリラの位置付け RD:5 評価値:3

  -----部品: 紅葉国部隊としてのゲリラ

  -----部品: ゲリラ部隊の必要性

  -----部品: 隠蔽能力への特化

  -----部品: ゲリラ訓練を受けるための資格

  -----部品: ゲリラ部隊に入る条件

  ----大部品: ゲリラの隠密行動 RD:5 評価値:3

  -----大部品: ナイフの活用 RD:3 評価値:2

  ------部品: 速度を重視したナイフの利用

  ------部品: 音を立てない武器としてのナイフ

  ------部品: 屋内での使いやすさを重視する武器

  -----部品: 音をたてずに合図を送る

  -----部品: 迷彩装備の支給

  ----大部品: 白兵距離での防御 RD:4 評価値:3

  -----部品: 武器に相手の注意を向けさせる

  -----部品: 空いている手による防御

  -----部品: 足さばきによる対処

  -----部品: 日頃からの格闘訓練

  ----大部品: ゲリラ用武器の管理 RD:2 評価値:1

  -----部品: ゲリラの使用する銃器類の管理

  -----部品: ナイフ管理についての特記事項

  ----部品: ゲリラと歩兵との連携行動

  ----大部品: 紅葉国歩兵 RD:10 評価値:5

  -----部品: 紅葉国における歩兵の役割

  -----部品: 歩兵になる際の審査事項

  -----大部品: 紅葉国での歩兵訓練 RD:3 評価値:2

  ------部品: 3年間を目安とした訓練期間

  ------部品: 歩兵に必要な訓練内容

  ------部品: 足腰の強化

  -----大部品: 銃器による戦闘 RD:3 評価値:2

  ------部品: 近距離武器は状況に合わせて選ぶ

  ------部品: アサルトライフルを主体とした中距離攻撃

  ------部品: 狙撃手の出番となる遠距離攻撃

  -----部品: 重視される仲間との協力

  -----部品: 歩兵に課される制限事項

  --大部品: 都市船整備員 RD:19 評価値:7

  ---部品: 紅葉国での成り立ちと目的

  ---部品: 都市船整備員の必要性と雇用観点

  ---大部品: 都市船整備員試験による資格 RD:3 評価値:2

  ----部品: 一種

  ----部品: 二種

  ----部品: 三種

  ---部品: システム担当整備員(ソフトテクノ)

  ---部品: 整備実務員(ハードテクノ)

  ---部品: 整備の実働と用いる各種装置・装備

  ---部品: 都市船の平時のメンテナンスと心得え

  ---部品: エマージェンシー時の第一種戦闘配置

  ---大部品: 整備士 RD:9 評価値:5

  ----大部品: 整備知識 RD:3 評価値:2

  -----部品: 工学基礎

  -----部品: メカニズムの理解

  -----部品: 環境や安全に関する知識

  ----部品: 必須経験

  ----部品: 資格

  ----部品: 要求性能の理解

  ----部品: 工期の把握

  ----部品: チームワーク

  ----部品: 整備するものに対する理解

  

  

  部品: ある日ふらりと現れたあいつ

  マイルを持ってふらりと現れた朝霧はだいたいクーリンガン事変の頃のことだった。何故紅葉国だったのかと言えば藩王のルウシィさんに声をかけられたため。

  

  部品: 外見と普段の様子

  日焼けした典型的な南国人でいささか太っていたが、紅葉国では余分なスペースがないためダイエットに挑戦して痩せた。

  よく食べ、よく散歩し、よく寝るが、あんまりギャンブルはしないという紅葉国では珍しいタイプ。本人は「あんまり運のいい方じゃないから」とかいっている。

  

  部品: 朝霧という人物の扱い方

  普段ぼんやりしているしのんびりと日光浴を楽しんでいるか散歩しているかだが、働かせればそこそこ優秀らしい。

  よく見ると政策の原案作成や施設建築時の予算の確保などをしていたりする。

  ただしよくよく説明しないと動かないし、質問に応じないとすぐこじれるので、扱いはやや面倒くさい。

  

  部品: 主に紅葉国における私見

  ルウシィさんが回しているから回っているが、これだけの調整力を持つ人が他にいるのかな、と思いつつ次世代、さらにその次へとどうやってつないだらいいのかを日々模索中。もっぱら散歩と称して市井を見回っているのにもそれなりの理由があって、ちょくちょくレポートを藩王や摂政にあげている。

  

  部品: きれいなクラゲを飼っている

  以前手に入れたクラゲ。ぼんやりみてると癒やされた気分になるそうだ。なんだか綺麗なので、見ていると延々時間をつぶせる。

  あとたまにいいことを思いつくが、いかんせんたまにのことだし、クラゲのおかげかはよくわからない。

  

  

  部品: 篤志家でもあったらしい

  必要に応じて施設を用意するためのお金を用意して提供したりしていたら篤志家と言われるようになっていた。

  とはいえ紅葉国では街は船、都市船の住民は全員がクルー。自分達の船をよくしたいと思うのは普通のことだと思うのだ。

  大なり小なり、誰もが支えなければ船は進まず、船は保たない。

  彼もまたそれにならったのだった。

  

  部品: 朝霧が医者になった経緯

  この人物、暇に厭かせて資格とったりもしている。その一環として医者にもなったことがある。紅葉国では治癒師の件もあって医師系列はセンシティブなテーマなのだが「それは興味深い」とかいってのりだした。

  お金に意識が向かってないだけでギャンブルというかぎりぎりのところに向かう当たり紅葉国の人物らしい。

  

  部品: 正しい知識を追い求める心

  知識に対する勉強、研究には果てがない。

  例えば抗菌薬は菌を減らす。なぜか?

  菌の増殖を抑えるからである。なぜ抑えられるか?

  例えばペニシリンなら細胞壁の合成を阻害するからである。

  ではペニシリンが細胞壁の合成を阻害するのはなぜなのか?

  普通の人間ではそんなことまで気にならない。医師ですらそこまでは知らなくても仕事に差し支えがない。

  それでも知りたい。そんな興味の持ち主がは医学者の豊富な知識を生むのだ。

  

  部品: 知識の最先端

  学者という職業とは実際何なのだろうか。

  大学に所属して研究を行っていればみな学者なのであろうか。

  一般的な認識ではそうではない。

  学者とはいまだ明らかでない謎を、知識として明らかにする職業である。

  どれだけその知識に詳しいとしても、誰かが書いた論文を参考にするだけではいけない。

  どこか一つでも、人の参考にされるような、最先端を行く知識や調査を行っている者が学者だと言えるのではないだろうか。

  医学者とは広い裾野をもつ医学の知識、そのどこかで最先端を行く者たちである。

  

  部品: 研究を支える基礎知識と倫理観

  知識とはお互いが関連しているものである。積み木を積み上げてただ高くしていくように研究を進めることはできない。

  豊富な土台となる基礎知識があるからこそ、先端への研究に目鼻がつくのである。

  医学者も例外ではなく、解剖学の教授兼医学者は、解剖学的形態の必要性を知るため、生理学にも詳しいのである。

  そして、医師として培った倫理観が、非人道的な研究を行わせない。

  

  部品: フィールドワーク

  研究のためにはデータが必要だが、これがまだ十分でない場合はデータを稼ぐしかない。自分の足で。フィールドワークとは研究のテーマに即した現地へ訪れて、対象を直接観察したり、医学者であれば研究対象の疾患の病態や感染経路などの調査、資料採取を行うのである。

  

  部品: 実験でのトライ&エラー

  データや資料が出そろったら、研究を行わなければならない。感染症に対しての治療薬の開発であれば、まず原因菌の分析を進めなければならない。

  増殖の条件やメカニズムの確認のためには安全に培養をしなければならないし、それがなされたあとは仮説を立てて、有効な治療手段を試すのだ。

  繰り返しデータを得て、着実に進んでいくのが大事である。

  

  部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力

  研究とはテーマに基づいた実験と結果データ収集の繰り返しであったり、莫大なデータから、法則性を見出すための統計学であったりするのだが、

  見当違いな仮説を立てていてもいいデータはとれない。

  実験もデータ収集も有意義なものになるよう、きちんとした知識に基づいた仮説の立案能力は医学者に重要である。

  

  部品: 認定医制度の目的と受験資格

  医学者とは、医師である以上人道のために働くものでなければならない。学会認定医制度の目的は、

  医師として広い知識と練磨された技能を備えた、優れた臨床医を社会に送り、社会の人々がより良い医学、医療の恩恵を受けられるようにすることと、

  医学者の研究を経て社会の福祉に貢献することが最大の目的である。

  医学者は医師の中でもさらに優れた理性と、人道に沿った高い倫理観が求められる職業である。

  受験資格は以下の通りであり、これをクリアできた者のみが医学者となることができる。

  ・医師免許証を持っている

  ・所定の期間、定められた施設で定められた研修を修了している

  ・認定を求める分野での治療実績と症例報告を20件以上行っている

  このように受験資格が厳しく、試験の内容自体もは厳しいものだが、それゆえに医学者の人間性と高い能力が担保されている。

  

  

  部品: 認定更新制度

  認定医のレベルを保持するため、認定医は認定更新をしなければならない。

  認定医は学会の会員を継続して義務を果たさなければならない。

  認定後でも、会員としての資格を失えば認定は取り消される。

  認定更新は5年ごとに、認定更新の審査を受け、これに合格しなければならない。

  

  これらの厳しい管理のため医学者の能力が保持されているのだ。

  

  部品: 礼儀作法(医療

  医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。

  しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。

  その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。

  

  

  部品: 医師に求められる外見

  第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。

  よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。

  余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。

  

  

  部品: 正確な診断力・検査力

  高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。

  医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。

  余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

  

  部品: ムンテラ力

  ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。

  患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。

  望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。

  医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。

  治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。

  敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

  

  部品: 最新医療知識の維持

  正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。

  納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。

  何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!

  これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

  

  部品: 動揺しても態度に出さない。

  医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。

  予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

  

  部品: 経験と実績から発生する自負心

  ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

  

  部品: 強い自制心

  患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。

  当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。

  実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

  

  部品: うなされるほどの練習

  治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。

  緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

  

  部品: 無駄のない手技

  名医の治療は早い。

  何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

  

  部品: 瞬時判断

  どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

  

  部品: 人体への理解

  医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

  

  部品: 基礎医学の心得

  人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。

  

  

  部品: 地域医療の実地実習経験

  医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

  

  部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

  医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。

  清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。

  

  部品: 一次救命処置能力

  医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。

  この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。

  救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。

  C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

  

  部品: 患者とのコミュニケーション能力

  医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。

  このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

  

  部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

  医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。

  患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。

  いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

  

  部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

  一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。

  これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

  

  部品: 臨床研修で得た経験

  一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。

  臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

  

  部品: 6年間の医学生生活

  医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。

  これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、

  同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。

  なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。

  

  部品: 医療関連ルールを遵守する

  医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

  

  部品: 生涯を人道に捧げる誓い

  医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

  

  部品: 患者へ尽力する誓い

  医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。

  

  部品: 公平で公正な治療行う誓い

  医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。

  

  部品: 人命尊重の誓い

  医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。

  

  

  部品: 医師という職業への誓い

  医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

  

  部品: 純粋歩兵としてのスプリンター

  紅葉国において歩兵やゲリラは元々パイロットを兼ねていたが、スプリンターは純粋歩兵として訓練を行い、またあくまで歩兵として実戦を行う

  

  部品: スプリンターの活動領域

  都市密林等遮蔽物がある場所を主な活動領域と想定しており、高低差と悪路走行にも耐えられるよう日頃から訓練を行っている。

  

  部品: スプリンターの機動能力を活かした運用

  スプリンターは森やビル群等の狭い場所を機動力を落とすことなく移動して、時間をかけず意表をついて攻撃するという運用を考えて日頃からの訓練を行っている。

  

  部品: スプリンターとしての民族的な素地

  紅葉国は元々南国人国家である。歩兵とゲリラの経験者から、南国人のバネに体格の良さや筋力が加わった者を選抜して訓練を行うことで歩兵能力を強化している。

  

  部品: スプリンターの継戦能力

  スプリンターは選抜された者の元来の能力や訓練の結果だけでなく、専用装備も加えて継戦能力を維持している。もちろん訓練は重要視されている。

  

  部品: スプリンター認定のための試験

  スプリンターは、身体的能力が優れた歩兵なら全員がなれるわけではない。ゲリラ経験者なら1年以上、歩兵のみ経験者であれば3年以上(さらにゲリラ訓練を受ける)の専門的な訓練を受けた後に実戦形式の試験を行い、全ての試験に合格したら正式に任命される。

  

  部品: スプリンターに定められた任期

  スプリンターの任期は基本一年で、作戦行動中でない限りいったんその時点でスプリンターの退任となる。作戦行動中は、その作戦が終わり帰還した翌日をあてる。続けたい場合は更新申請を予め提出した上で、再試験に合格するおよび健康診断で問題ないことが必要となる。スプリンターが体力面、特に足に負担がかかるためのチェックを定期的に行うため、この形式を採用している。

  

  部品: スプリンターが通常使用する軍服

  紅葉国の民族衣装をアレンジしたものである。服の布はいくつかのパーツに分かれており、都市や砂漠、密林等様々な場所での隠蔽に用いる。首や胸、脚部といった重要部位は重点的に保護されている。服の内部にはスペースがあり、弾丸やツールセットなどを入れておけるようになっている。

  

  部品: スプリンター用脚部サポーター

  スプリンターには特殊金属が編み込まれた脚部サポーターが支給される。疲労や怪我を軽減するだけでなく、階段や悪路の負担を軽減する効果を持つ。

  

  部品: 装備品の貸与期間

  スプリンターの軍服と脚部サポーターは、共に個人に合わせたものとなっている。スプリンターの任期期間は貸与されるが、更新であってもいったん任期が切れた時点で返却処理を行う。その上で更新時は再び貸与されることとなる。

  

  部品: 歩兵の得意とする攻撃範囲に戦場を設定する

  いつでも得意な攻撃範囲で戦闘が行われるわけではない。歩兵は白兵戦に弱いが、スプリンターはその足で敵を混乱させ、また味方を滞りなく移動させることにより白兵戦をもっと距離のある攻撃範囲に変えることが可能である。数の多い歩兵が得意とする攻撃方法までの準備はスプリンターの大事な作戦行動となる。

  

  部品: ゲリラとスプリンターの行動方法の違いを意識する

  ゲリラは速度より隠蔽からの隠密行動を重要視する。一方でスプリンターはその機動力を活かす使い方を考える必要がある。スプリンターが先に動き、ゲリラが潜む場所へ誘導する作戦。ゲリラが隠蔽からの攻撃で敵を浮足立たせ、そこにスプリンターが突入する作戦。どちらが主役というわけではなく、双方を活用してよりよい作戦活動を目指すのが連携活動である。

  

  部品: 紅葉国部隊としてのゲリラ

  ゲリラという言葉の響きは、藩国所属より藩国を相手どる歩兵に聞こえることだろう。紅葉国のゲリラは、あくまでその能力、運用方法がゲリラ的だということで名付けられた、藩国で育成している特殊な歩兵のことを指す。

  

  部品: ゲリラ部隊の必要性

  紅葉国は南国としてのジャングルの多い陸地に加え、海底都市や都市船といった遮蔽物の多い場所にて活動している。これらを活用、かついざという場合の備えとして静かに動ける少人数部隊を集めたゲリラ部隊が考えられた。

  

  部品: 隠蔽能力への特化

  ゲリラはなにより、隠蔽能力に特化させた歩兵である。紅葉国の地形は大部隊向きではない。必然的に、海を活用する、閉鎖環境を利用する、ジャングルをうまく使うのいずれかが考えられる。この内後者2つにおいて活躍することを目的とする。攻撃力そのものは低めでも、隠れたまま目標ぎりぎりまで近づける能力は貴重である。

  

  部品: ゲリラ訓練を受けるための資格

  ゲリラになりたいならば、まずは歩兵としての訓練を受ける必要がある。歩兵として3年以上勤める、または歩兵訓練の中で教官3名以上の推薦を受けることでゲリラ訓練を受けられるようになる。ゲリラ訓練を受けるだけでなく、歩兵としても相応の評価がなされて初めてゲリラとなることが可能である。

  

  部品: ゲリラ部隊に入る条件

  ゲリラ部隊に入るためには、ゲリラ訓練を開始してから行われる実施試験を全てクリアするのは大前提である。さらに隠蔽能力が十分であると周囲から認められる必要がある。ゲリラは少人数に分かれての行動が多いため、何より同行する仲間からの信頼が大事だからだ。

  

  部品: 速度を重視したナイフの利用

  銃を抜いて構えていたら敵に気づかれる、銃を準備する時間がないといった速度が必要なシチュエーションにおいて、ナイフは素早く構えることができる武器である。

  

  部品: 音を立てない武器としてのナイフ

  ナイフは銃器類に比べてほとんど音を立てない。これは隠密行動を重視しているゲリラにおいて非常に価値のある特性と考えられる。

  

  部品: 屋内での使いやすさを重視する武器

  ナイフは屋内という白兵からせいぜい近距離までのシチュエーションにおいて、攻撃にも防御にも使いやすい武器である。ゲリラは屋内での襲撃、または攻撃される状況を想定して日頃から訓練を行う。

  

  部品: 音をたてずに合図を送る

  状況によっては音声での指示が難しくなることがある。そういうときに活用されるのが筆記や指文字、腕や瞬きなどでの合図である。決まった言葉であれば、複数種類の合図を部隊内で活用することとなる。敵にばれないよう、作戦毎に簡単なものは決めなおすこともある。

  

  部品: 迷彩装備の支給

  隠密活動において、迷彩装備は大事なものである。紅葉国で主に使われるのは都市迷彩および海洋迷彩、ジャングル用迷彩である。この三種類については、いつでも使えるように個人で管理を行う。国外での作戦を想定して、必要に応じて砂漠迷彩や森林迷彩支給もなされる。

  

  部品: 武器に相手の注意を向けさせる

  特に白兵距離において、戦闘相手の持つ武器は脅威となる。これを利用して自らの武器に注意を向けさせ、受けや回避のための余裕を作る。

  

  部品: 空いている手による防御

  白兵距離での武器使用は利き手を使う。一方で戦闘相手の攻撃をさばき、武器を無効化させるのは空いている側の手なのである。

  

  部品: 足さばきによる対処

  戦闘相手の攻撃を避けるためには、とっさに足が動くかどうかが物を言う。攻撃が視認できても、足が震えていては対処できない。

  

  部品: 日頃からの格闘訓練

  白兵距離における戦闘は、目の前に敵や武器があるので自らの恐怖心との戦いという側面が強い。状況に応じた判断と的確な動きのためには、日頃からの格闘訓練が大事なものとなる。

  

  部品: ゲリラの使用する銃器類の管理

  ゲリラの使用する武器について、銃器類は歩兵と同様に任務中のみ支給、装備することとなる。歩兵と同じ装備を使う機会も多いので、歩兵経験が役立つこととなる。

  

  部品: ナイフ管理についての特記事項

  ナイフについては個人の使いやすさを重視するため、部隊単位で個人の使用する種類を申請する。自室で手入れ以外のことをしない、訓練と任務時以外に持ち出さないという制約の上で個人管理も可能である。ただし、制約を一度破ると二度と個人管理はできなくなる。

  

  部品: ゲリラと歩兵との連携行動

  ゲリラは歩兵がフォローできない、部隊の懐に入られた際の戦闘が可能である。ただし歩兵ほど遠距離を想定した装備を通常所持しない。互いの得意分野による連携を想定しての運用が前提となっている。

  

  部品: 紅葉国における歩兵の役割

  紅葉国は海に囲まれた環境であるためか、海への警戒を重視しがちである。しかし外敵は一般市民の間に紛れ込むこともある。平時には治安維持の役割がある。他国との連携作戦では歩兵が求められる機会も多い。偵察や要人警備も歩兵が必要である。歩兵の出番は想像以上に多いのだ。より専門性の高いゲリラやスプリンターを志望する者も、まずは歩兵から始めることとなる。

  

  部品: 歩兵になる際の審査事項

  歩兵はなりたい者が挙手するだけでいいわけではない。座学を理解できる程度を要求する学力試験。心身に問題がないか確認する健康診断。そして体力面に著しい問題がないかチェックするための体力審査である。

  

  部品: 3年間を目安とした訓練期間

  紅葉国では、一定水準の歩兵を十分な数保持するために、3年を目安とした訓練期間を設けている。挨拶に始まり体力強化、武器についての知識や取り扱いなど、必要な知識や技術を吸収させていく。

  

  部品: 歩兵に必要な訓練内容

  新兵は早朝の体力訓練から、午前は座学を主に行う。午後は実施訓練が多いといったものが一日の流れである。特に新兵の訓練期間は個人の時間が少なくなりがちだが、慣れてくと趣味の時間を積極的に取る歩兵も増えてくる。

  

  部品: 足腰の強化

  歩兵は自分の使う装備を全て担いだまま、複雑な地形や車両の通れない場所を突破する機会がある。その時になって音を上げないためにも、日頃から足腰の強化を目的とした訓練が課されている。

  

  部品: 近距離武器は状況に合わせて選ぶ

  近距離が主体となる状況は多数ある。屋外なのか屋内なのか。撃ってはすぐ隠れて敵の数をまず減らすのか、制圧を目的とするのか。状況に合わせて拳銃やショットガン、サブマシンガンなどと使用武器が変わるのでいずれもしっかり訓練しておきたい。

  

  部品: アサルトライフルを主体とした中距離攻撃

  中距離攻撃は、アサルトライフルの独壇場となる。得意な攻撃距離を保ちたいため、歩兵の足の出番でもあるのだ。

  

  部品: 狙撃手の出番となる遠距離攻撃

  遠距離攻撃はスナイパーライフルが主力となる。部隊を組む際には、必ず狙撃手になり得る遠距離が得意な歩兵を組み込むこととなる。作戦によっては専用のスナイパー部隊を展開する。

  

  部品: 重視される仲間との協力

  歩兵は一人で任務を行うことはまずない。最低でもバディ単位、通常は班から小隊規模、大きな任務であれば中隊以上という大人数での任務活動となる。当然ながら仲間との協力が必要で、歩兵は協力することにより真価を発揮できるよう訓練されている。

  

  部品: 歩兵に課される制限事項

  新兵は訓練期間の間に様々な知識や実施の試験を行う。すべてをクリアして初めて歩兵任務につくことが許される。素質による特例で早期からゲリラやスプリンターの訓練を受けていても、例外とはならない。また任務時の支給装備は、装備してよいのは任務中のみであり、任務終了時に手入れの上で返還となる。常に所持してよい支給装備は存在しない。

  

  部品: 紅葉国での成り立ちと目的

  都市船の竣工。紅葉国では昔年の問題……海底都市の土地面積問題に決着をつけるため、都市船を開発した。

  都市船の許容人口は最大三千万。およそ、T14人口の倍以上ある大規模な居住空間である。

  T14において海底都市は、抱える人口に対して敷地面積が限界を越えつつあった。これに加えて、ベビーラッシュの発生である。

  もとよりベビーラッシュを前に子供の住処が無いのは論外である。大抵のことはいいんじゃないと認める藩王も、こと子供に関しては丁重に保護した。

  大抵の国でもそうであるように、紅葉国でもまた、子供以上に優先されることはそうそう無い。

  都市船の即時運用は必須と言えた。だが、都市船はその大規模さ故に、莫大な整備能力を必要としたのである。また、そうでなくても人が増えるとトラブルが増える事は目に見えていた。

  そこで紅葉国では、都市船の運用のため、大勢の都市船整備員を育成することになった。

  

  

  部品: 都市船整備員の必要性と雇用観点

  都市船は当時の紅葉国の全住民をそっくりそのまま収容できる大規模さである。その巨大さは、道楽者の放蕩息子が次々に金と酒をせびるがごとく、莫大な整備能力を要求した。

  加えて、安全性の観点より常にある程度の規模の整備員を確保しておく必要があるため、公共事業として大規模な雇用が見込める一方で、通常ありえないほどの整備グループを組織する必要があった。

  その中核には都市船開発にも関わった技術屋を据えるとしても、単純に数がいる。

  そのためのマニュアル整備と指揮系統の設計こそ先の臨時裁定システムをモデルケースに慎重に行われたが、雇用数そのものは、話が別である。

  紅葉国は長年観光主軸の経済構造だったが、当時は長らく続く不況で国内には仕事を求める者が多かったのである。

  大規模整備が行われる度に彼らを雇用し、整備をすることで、動員数は確保されることになる。

  

  

  部品: 一種

  一種は上級の整備員とされる。

  都市船の整備、補修だけでなく、スレーブシップの設計までを行う技術が保証されるレベルである。

  このため、一種の知識問題では都市船開発における根幹部分……全体の系としての補償や、都市開発知識、安全面に関する知識などかなり深いレベルのものが必要とされる。

  実技においては、実際に課題を与えられ、スレーブシップの設計を行い、審査員の前でプレゼンをする、といった形式になる。

  故に、一種を持つものはごく少数となっており、開始当初では初期の開発者である紅葉国の神室氏や朝霧氏、そもそもの意見提案氏である紅葉ルウシィ氏程度しか、この時点では資格保有者はいなかった。

  これは技術進歩と人材育成の幅、及び都市船群の増加にあわせて徐々に修正されていく事となる。

  

  

  部品: 二種

  二種は、通常の定期整備の他、緊急時のトラブル調査と応急処置などが行えるレベルを指す。

  実運用上では二種免許保持者がもっとも強い権限を持つ。彼らは知識問題で都市船の運行に関する基礎知識の他、かなり深いレベルでの機構に関する知識が求められる。

  実技試験では、シミュレーションとして口述によるトラブル対処の試験と、シミュレータにおける運用試験が行われる。

  

  

  部品: 三種

  三種は、通常の都市船……スレーブシップ、マスタシップ双方の、定期整備を行えるレベルを指す。

  ここでの知識問題では、都市船の基礎的な機器の知識や整備方法……他、安全管理技術に関する問題が出題される。

  実技では、実際に定期点検時に整備対象とされている諸々の機器の予備を渡され、その場で整備することになる。

  多くの者は三種として扱われ、大規模整備の際にはもっとも厚く固められる事となる。

  

  

  部品: システム担当整備員(ソフトテクノ)

  主に内部監視や制御・プログラム系整備員。通称ソフトテクノと呼ばれる。ハードテクノとの上下関係は無く、ペアを組んで行動する事が多い。

  それぞれの区画に配備されオペレータ業務や異常監視業務、若しくはハッキングや電子面からの外部攻撃に対応する都市船整備員である。また、その他の様々なスタッフとしての役割も持つ。

  例えば、都市船整備員には多くの医者も関わっている。これは大規模雇用と大規模な仕事の中にあって、専門のメディカルスタッフも必要であると検討されたためである。

  これは職場環境の保持を目的としており、夢の剣事件後の事例にも倣って心理面での配慮と、労働環境の悪化を防止するための肉体面での配慮として医師または医療関係者が配置されることになった。

  大昔は医療国であり古くから病院を持つ紅葉国には、これらの人材は豊富にあった。これを受けて、都市船整備員は医者が兼任することも少なくなかった。

  

  

  部品: 整備実務員(ハードテクノ)

  主に実際の維持・整備や外壁の修復・機関部の点検等、その他諸々の整備実務面を担当する整備員。通称ハードテクノと呼ばれる。

  都市船の建造プロジェクトに参加し、機械工として従事した人々からの脈々とした技術伝達とマニュアル、心構えを以て作業にあたるプロフェッショナルである。

  ソフトテクノからの報告を受けて緊急で駆けつける事もあれば、ハードテクノとしての感覚からの違和感をソフトテクノに上げて経緯を調査してもらい異常を発見すると言った事もある。

  都市船の継続ために、各々が協力し合う事が必須である事を試験を通して既に学んでいる。

  

  部品: 整備の実働と用いる各種装置・装備

  都市船は巨大建造物であるため、システムやハード面においても多くの整備が必要な部分が存在する。

  そのため、整備に用いられる道具も多種多様となっている。

  システム担当整備員(通称:ソフトテクノ)の主な道具は各々の担当区域の管理室端末及び情報処理ヘッドセットである。

  管理システムから送られてくる大量の情報をチェックし分類する。異常があれば原因を調べ、ハード面であれば実務者へ回す。

  システム異常やハッキングの場合は、それこそ彼らの"知識"が最大の道具となる。ヘッドセットを装着し、対応に当たることとなる。

  また、端末故障等にも対応できる電気系統の専門家も多く、懐にレーザーメスや配線等の整備道具を持っていることがあるようだ。

  動きやすいように白衣に似た軽く白い服を作業服とし、彼らのトレードマークともなっている。

  一般的な整備行為と言われる機器の点検・修理を行うのは、整備実務員(通称:ハードテクノ)である。

  彼らの得物は自らの整備道具、汎用小型端末、作業用ゴーグル、それに特殊外套である。

  通常業務の定期点検に加え、ソフトテクノから送られてきた異常のチェックや緊急時の応急補修などが仕事内容である。

  そのための仕事道具はもちろん、超小型のホロディスプレイが仕込まれた小型端末による位置確認とその内容が重要になってくる。

  また、作業服は突然の事態にも着れるように上着の緑の長い外套と目を守るためのゴーグルのみが指定されており、

  任意で呼吸器保護のためのコーティングマスクなどの様々なオプションを選択して身につけることになっている。

  この外套、実際にスプリンター部隊が用いている布と同じく要所要所に特殊繊維が編み込まれており、さらに加工を施すことで

  防刃・耐熱に加え疎水性も持つようになっている。また、彼らは医者でもあるため抗菌処理も施してあるという。さながら手術服である。

  とはいえこれは笑いごとではなく、彼らも「都市船も自分たちの手術台の上の患者だ。失敗は出来ない」と言っており、真剣に取り組んでいるようである。

  ハードテクノの一種として、船外整備員と呼ばれる大規模定期整備のみに存在する作業員もいる。

  区分でいえば三種の担当員であり、都市船の定期浮上に伴い水深が浅いうちに水中部分の修理作業を行うのが彼らである。

  活動に用いられる各種のツールは厳密に制度が定められており、規定水準を超えた物でなければ使用できない。

  その基準は当然ながら潜水服にも適用されるし、水中トーチや命綱といった物にも硬度、強度の面で規定水準以上の物が義務づけられている。ただし物によっては規定を越えた物を使用してはならない場合もある。

  これらのツールは定期的に検査する必要があるとされている。

  この時、潜水服は紅葉国技族局が開発した潜水活動服を用いることになる。フィンと呼ばれる水かきを装備する。

  体温を一定に保つダイバースーツのようなものであるが、衝撃や裂傷等に対する耐久力や活動のしやすさは外套と同じく通常のものとは大違いである。

  要部に装甲があったり、身体を固定するアンカーやバックパック、短距離通信装置、急速浮上装置、緊急連絡用ビーコン等様々な機能が搭載されている。

  

  部品: 都市船の平時のメンテナンスと心得え

  都市船整備員試験に合格した国民は都市船整備員を着用可能である権利を得る。着用し、常時募集されている平時メンテナンスに賛同し参加する事で、持続的な給金も保障される。

  だが、権利と共に自身の職務に対する意義を見失わない様に指導もされる。

  厳しい現実として、都市船や海底都市が雷撃されたりテロによる爆発が発生したり毒ガスが流し込まれたりと言った事が何度もあり、記録にも残っている。

  内部からの破壊が甚大な被害をもたらす事、自身の立つ都市船という土地がいかに危うい物かという事、そして自身の仕事がどのような対応に繋がるのか、

  しっかりと認識されるように日々の講義が挟み込まれる。平時メンテナンスがあるからこその都市船の快適で比較的安全な生活が成り立つ事を、誰よりもわかっているのが都市船整備員である。

  

  

  部品: エマージェンシー時の第一種戦闘配置

  自身が搭乗・生活している都市船が沈没や全滅の危機にある場合、都市船整備員に対してもエマージェンシーコールが為される。

  第一種戦闘配置と同じく、部署に就いている乗員はシフトに関わらず総員が二種都市船整備員の指示に応じて所定の持ち場に就く事が義務付けられている。

  自身の家でもある都市船を守るために一丸となって危険に対処する。エマージェンシーコールは藩国の藩王及び摂政華族によって、行政との調整のもとに発令される。

  無事に解除まで至った場合には拘束時間に基づいて算出された給付金が付与される。

  

  部品: 工学基礎

  I=D、RB、車両、艦船等の構造や構成部品についての知識。各種の対象に特化した知識ではなく、あくまで整備技術を付け焼刃にしないための基礎理論である。

  

  部品: メカニズムの理解

  I=D、RB、車両、艦船の動作原理と部品についての実践的な知識。具体的に構造や仕組みを知ることにより、整備スキルを向上させる。

  

  部品: 環境や安全に関する知識

  パイロットの身を守るための安全に対する知識。I=Dや車両、船舶、潜水艦を製造・運用する上での環境に対する配慮等の知識全般の事を指す。

  

  部品: 必須経験

  国から認可された専門の養成機関で1年以上の訓練経験、もしくは2年以上の実務経験が必須となる。実地で経験を積むほうがいいと思われていることもあるが、期間が長いかつ勉強をしながらになるため養成機関に通うものが多い。

  

  部品: 資格

  公的認定機関による資格認定試験を受ける。これに合格することにより、晴れて整備士と名乗ることができるようになる。また、免許の更新が3年ごとに必要となる。

  

  部品: 要求性能の理解

  パイロット、現場が求める要求性能を理解し、その性能を満たす方法の提示、及び実現可否からの却下が出来る必要がある。更に要求性能からの分析として逆に提案することも視野に入れる。

  

  部品: 工期の把握

  作業には時間がかかるものであるが、納期に間に合わせねば使用されないし、全ての作業工数を一つに注力する事は不可能であるため見積もり能力が必要となる。実現性の検討と案の提示が出来るようになるスキルを必要とする。

  

  部品: チームワーク

  I=Dや船舶などの対象整備はチームで行うことになる。連携して整備することで、クロスチェックは元より改善提案や作業効率化にも繋がるため、ブリーフィングを行いつつのチームワーク作業を必須とする。

  

  部品: 整備するものに対する理解

  整備するものに対する、構造的理解が必須である。理解を助けるために、整備士学校の講習や技術資料、チームの部リーティングや上役からの指導がある。専門知識の必要となる対象には、相応する資格が必要となる。

  

  

*インポート用定義データ

  [

    {

      "title": "朝霧アイドレス4の姿",

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      "children": [

        {

          "title": "朝霧",

          "part_type": "group",

          "children": [

            {

              "title": "朝霧の経歴と様子",

              "part_type": "group",

              "children": [

                {

                  "title": "ある日ふらりと現れたあいつ",

                  "description": "マイルを持ってふらりと現れた朝霧はだいたいクーリンガン事変の頃のことだった。何故紅葉国だったのかと言えば藩王のルウシィさんに声をかけられたため。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "外見と普段の様子",

                  "description": "日焼けした典型的な南国人でいささか太っていたが、紅葉国では余分なスペースがないためダイエットに挑戦して痩せた。\nよく食べ、よく散歩し、よく寝るが、あんまりギャンブルはしないという紅葉国では珍しいタイプ。本人は「あんまり運のいい方じゃないから」とかいっている。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "朝霧という人物の扱い方",

                  "description": "普段ぼんやりしているしのんびりと日光浴を楽しんでいるか散歩しているかだが、働かせればそこそこ優秀らしい。\nよく見ると政策の原案作成や施設建築時の予算の確保などをしていたりする。\nただしよくよく説明しないと動かないし、質問に応じないとすぐこじれるので、扱いはやや面倒くさい。",

                  "part_type": "part",

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "主に紅葉国における私見",

                  "description": "ルウシィさんが回しているから回っているが、これだけの調整力を持つ人が他にいるのかな、と思いつつ次世代、さらにその次へとどうやってつないだらいいのかを日々模索中。もっぱら散歩と称して市井を見回っているのにもそれなりの理由があって、ちょくちょくレポートを藩王や摂政にあげている。",

                  "part_type": "part",

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "きれいなクラゲを飼っている",

                  "description": "以前手に入れたクラゲ。ぼんやりみてると癒やされた気分になるそうだ。なんだか綺麗なので、見ていると延々時間をつぶせる。\nあとたまにいいことを思いつくが、いかんせんたまにのことだし、クラゲのおかげかはよくわからない。\n",

                  "part_type": "part",

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "篤志家でもあったらしい",

                  "description": "必要に応じて施設を用意するためのお金を用意して提供したりしていたら篤志家と言われるようになっていた。\nとはいえ紅葉国では街は船、都市船の住民は全員がクルー。自分達の船をよくしたいと思うのは普通のことだと思うのだ。\n大なり小なり、誰もが支えなければ船は進まず、船は保たない。\n彼もまたそれにならったのだった。",

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                  "expanded": true

                }

              ],

              "expanded": false

            },

            {

              "title": "医者になってみた件について",

              "part_type": "group",

              "children": [

                {

                  "title": "朝霧が医者になった経緯",

                  "description": "この人物、暇に厭かせて資格とったりもしている。その一環として医者にもなったことがある。紅葉国では治癒師の件もあって医師系列はセンシティブなテーマなのだが「それは興味深い」とかいってのりだした。\nお金に意識が向かってないだけでギャンブルというかぎりぎりのところに向かう当たり紅葉国の人物らしい。",

                  "part_type": "part",

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "医学者(職業)",

                  "description": "Default Root",

                  "children": [

                    {

                      "title": "専門的な医学知識",

                      "children": [

                        {

                          "title": "正しい知識を追い求める心",

                          "description": "知識に対する勉強、研究には果てがない。\n例えば抗菌薬は菌を減らす。なぜか?\n菌の増殖を抑えるからである。なぜ抑えられるか?\n例えばペニシリンなら細胞壁の合成を阻害するからである。\nではペニシリンが細胞壁の合成を阻害するのはなぜなのか?\n普通の人間ではそんなことまで気にならない。医師ですらそこまでは知らなくても仕事に差し支えがない。\nそれでも知りたい。そんな興味の持ち主がは医学者の豊富な知識を生むのだ。",

                          "expanded": true,

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "知識の最先端",

                          "description": "学者という職業とは実際何なのだろうか。\n大学に所属して研究を行っていればみな学者なのであろうか。\n一般的な認識ではそうではない。\n学者とはいまだ明らかでない謎を、知識として明らかにする職業である。\nどれだけその知識に詳しいとしても、誰かが書いた論文を参考にするだけではいけない。\nどこか一つでも、人の参考にされるような、最先端を行く知識や調査を行っている者が学者だと言えるのではないだろうか。\n医学者とは広い裾野をもつ医学の知識、そのどこかで最先端を行く者たちである。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "研究を支える基礎知識と倫理観",

                          "description": "知識とはお互いが関連しているものである。積み木を積み上げてただ高くしていくように研究を進めることはできない。\n豊富な土台となる基礎知識があるからこそ、先端への研究に目鼻がつくのである。\n医学者も例外ではなく、解剖学の教授兼医学者は、解剖学的形態の必要性を知るため、生理学にも詳しいのである。\nそして、医師として培った倫理観が、非人道的な研究を行わせない。",

                          "expanded": true,

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true,

                      "part_type": "group"

                    },

                    {

                      "title": "研究能力",

                      "children": [

                        {

                          "title": "フィールドワーク",

                          "description": "研究のためにはデータが必要だが、これがまだ十分でない場合はデータを稼ぐしかない。自分の足で。フィールドワークとは研究のテーマに即した現地へ訪れて、対象を直接観察したり、医学者であれば研究対象の疾患の病態や感染経路などの調査、資料採取を行うのである。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "実験でのトライ&エラー",

                          "description": "データや資料が出そろったら、研究を行わなければならない。感染症に対しての治療薬の開発であれば、まず原因菌の分析を進めなければならない。\n増殖の条件やメカニズムの確認のためには安全に培養をしなければならないし、それがなされたあとは仮説を立てて、有効な治療手段を試すのだ。\n繰り返しデータを得て、着実に進んでいくのが大事である。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "豊富な知識に基づいた仮説立案能力",

                          "description": "研究とはテーマに基づいた実験と結果データ収集の繰り返しであったり、莫大なデータから、法則性を見出すための統計学であったりするのだが、\n見当違いな仮説を立てていてもいいデータはとれない。\n実験もデータ収集も有意義なものになるよう、きちんとした知識に基づいた仮説の立案能力は医学者に重要である。",

                          "expanded": true,

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true,

                      "part_type": "group"

                    },

                    {

                      "title": "学会認定医制度",

                      "children": [

                        {

                          "title": "認定医制度の目的と受験資格",

                          "description": "医学者とは、医師である以上人道のために働くものでなければならない。学会認定医制度の目的は、\n医師として広い知識と練磨された技能を備えた、優れた臨床医を社会に送り、社会の人々がより良い医学、医療の恩恵を受けられるようにすることと、\n医学者の研究を経て社会の福祉に貢献することが最大の目的である。\n医学者は医師の中でもさらに優れた理性と、人道に沿った高い倫理観が求められる職業である。\n受験資格は以下の通りであり、これをクリアできた者のみが医学者となることができる。\n・医師免許証を持っている\n・所定の期間、定められた施設で定められた研修を修了している\n・認定を求める分野での治療実績と症例報告を20件以上行っている\nこのように受験資格が厳しく、試験の内容自体もは厳しいものだが、それゆえに医学者の人間性と高い能力が担保されている。\n",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "認定更新制度",

                          "description": "認定医のレベルを保持するため、認定医は認定更新をしなければならない。\n認定医は学会の会員を継続して義務を果たさなければならない。\n認定後でも、会員としての資格を失えば認定は取り消される。\n認定更新は5年ごとに、認定更新の審査を受け、これに合格しなければならない。\n\nこれらの厳しい管理のため医学者の能力が保持されているのだ。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true,

                      "part_type": "group"

                    },

                    {

                      "title": "名医",

                      "description": "Default Root",

                      "children": [

                        {

                          "title": "高度なインフォームド・コンセントの形成力",

                          "children": [

                            {

                              "title": "礼儀作法(医療",

                              "description": "医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。\nしかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。\nその入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。\n",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "医師に求められる外見",

                              "description": "第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。\nよく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。\n余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。\n",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "正確な診断力・検査力",

                              "description": "高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。\n医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。\n余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "ムンテラ力",

                              "description": "ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。\n患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。\n望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。\n医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。\n治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。\n敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "最新医療知識の維持",

                              "description": "正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。\n納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。\n何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!\nこれができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。",

                              "expanded": true,

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true,

                          "part_type": "group"

                        },

                        {

                          "title": "鋼の心臓(医師)",

                          "children": [

                            {

                              "title": "動揺しても態度に出さない。",

                              "description": "医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。\n予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "経験と実績から発生する自負心",

                              "description": "ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "強い自制心",

                              "description": "患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。\n当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。\n実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。",

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true,

                          "part_type": "group"

                        },

                        {

                          "title": "医師の腕力",

                          "children": [

                            {

                              "title": "うなされるほどの練習",

                              "description": "治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。\n緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "無駄のない手技",

                              "description": "名医の治療は早い。\n何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "瞬時判断",

                              "description": "どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。",

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true,

                          "part_type": "group"

                        },

                        {

                          "title": "医師(現代版)(職業)",

                          "description": "Default Root",

                          "children": [

                            {

                              "title": "現代医の能力と技能",

                              "description": "Default Root",

                              "children": [

                                {

                                  "title": "人体への理解",

                                  "description": "医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "基礎医学の心得",

                                  "description": "人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。\n",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "地域医療の実地実習経験",

                                  "description": "医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。",

                                  "expanded": true,

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "清潔操作と基本的医療手技修得",

                                  "description": "医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。\n清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "一次救命処置能力",

                                  "description": "医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。\nこの基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。\n救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。\nC=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "患者とのコミュニケーション能力",

                                  "description": "医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。\nこのため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "臨床実習で得た臨床医としての能力",

                                  "description": "医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。\n患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。\nいわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "共通試験・国家試験を合格する能力",

                                  "description": "一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。\nこれに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "臨床研修で得た経験",

                                  "description": "一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。\n臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "6年間の医学生生活",

                                  "description": "医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。\nこれは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、\n同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。\nなお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。",

                                  "part_type": "part"

                                }

                              ],

                              "expanded": true,

                              "part_type": "group"

                            },

                            {

                              "title": "医師の心得",

                              "description": "Default Root",

                              "children": [

                                {

                                  "title": "医療関連ルールを遵守する",

                                  "description": "医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "生涯を人道に捧げる誓い",

                                  "description": "医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "患者へ尽力する誓い",

                                  "description": "医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "公平で公正な治療行う誓い",

                                  "description": "医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "人命尊重の誓い",

                                  "description": "医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。\n",

                                  "part_type": "part"

                                },

                                {

                                  "title": "医師という職業への誓い",

                                  "description": "医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。",

                                  "part_type": "part"

                                }

                              ],

                              "expanded": true,

                              "part_type": "group"

                            }

                          ],

                          "expanded": true,

                          "part_type": "group"

                        }

                      ],

                      "expanded": true,

                      "part_type": "group"

                    }

                  ],

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                  "part_type": "group"

                }

              ],

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            },

            {

              "title": "スプリンター",

              "part_type": "group",

              "children": [

                {

                  "title": "純粋歩兵としてのスプリンター",

                  "description": "紅葉国において歩兵やゲリラは元々パイロットを兼ねていたが、スプリンターは純粋歩兵として訓練を行い、またあくまで歩兵として実戦を行う",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンターの活動領域",

                  "description": "都市密林等遮蔽物がある場所を主な活動領域と想定しており、高低差と悪路走行にも耐えられるよう日頃から訓練を行っている。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンターの機動能力を活かした運用",

                  "description": "スプリンターは森やビル群等の狭い場所を機動力を落とすことなく移動して、時間をかけず意表をついて攻撃するという運用を考えて日頃からの訓練を行っている。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンターとしての民族的な素地",

                  "description": "紅葉国は元々南国人国家である。歩兵とゲリラの経験者から、南国人のバネに体格の良さや筋力が加わった者を選抜して訓練を行うことで歩兵能力を強化している。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンターの継戦能力",

                  "description": "スプリンターは選抜された者の元来の能力や訓練の結果だけでなく、専用装備も加えて継戦能力を維持している。もちろん訓練は重要視されている。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンター認定のための試験",

                  "description": "スプリンターは、身体的能力が優れた歩兵なら全員がなれるわけではない。ゲリラ経験者なら1年以上、歩兵のみ経験者であれば3年以上(さらにゲリラ訓練を受ける)の専門的な訓練を受けた後に実戦形式の試験を行い、全ての試験に合格したら正式に任命される。",

                  "part_type": "part",

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "スプリンターに定められた任期",

                  "description": "スプリンターの任期は基本一年で、作戦行動中でない限りいったんその時点でスプリンターの退任となる。作戦行動中は、その作戦が終わり帰還した翌日をあてる。続けたい場合は更新申請を予め提出した上で、再試験に合格するおよび健康診断で問題ないことが必要となる。スプリンターが体力面、特に足に負担がかかるためのチェックを定期的に行うため、この形式を採用している。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "スプリンターに支給されている装備",

                  "part_type": "group",

                  "children": [

                    {

                      "title": "スプリンターが通常使用する軍服",

                      "description": "紅葉国の民族衣装をアレンジしたものである。服の布はいくつかのパーツに分かれており、都市や砂漠、密林等様々な場所での隠蔽に用いる。首や胸、脚部といった重要部位は重点的に保護されている。服の内部にはスペースがあり、弾丸やツールセットなどを入れておけるようになっている。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "スプリンター用脚部サポーター",

                      "description": "スプリンターには特殊金属が編み込まれた脚部サポーターが支給される。疲労や怪我を軽減するだけでなく、階段や悪路の負担を軽減する効果を持つ。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "装備品の貸与期間",

                      "description": "スプリンターの軍服と脚部サポーターは、共に個人に合わせたものとなっている。スプリンターの任期期間は貸与されるが、更新であってもいったん任期が切れた時点で返却処理を行う。その上で更新時は再び貸与されることとなる。",

                      "part_type": "part"

                    }

                  ],

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "歩兵やゲリラとの連携活動",

                  "part_type": "group",

                  "children": [

                    {

                      "title": "歩兵の得意とする攻撃範囲に戦場を設定する",

                      "description": "いつでも得意な攻撃範囲で戦闘が行われるわけではない。歩兵は白兵戦に弱いが、スプリンターはその足で敵を混乱させ、また味方を滞りなく移動させることにより白兵戦をもっと距離のある攻撃範囲に変えることが可能である。数の多い歩兵が得意とする攻撃方法までの準備はスプリンターの大事な作戦行動となる。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "ゲリラとスプリンターの行動方法の違いを意識する",

                      "description": "ゲリラは速度より隠蔽からの隠密行動を重要視する。一方でスプリンターはその機動力を活かす使い方を考える必要がある。スプリンターが先に動き、ゲリラが潜む場所へ誘導する作戦。ゲリラが隠蔽からの攻撃で敵を浮足立たせ、そこにスプリンターが突入する作戦。どちらが主役というわけではなく、双方を活用してよりよい作戦活動を目指すのが連携活動である。",

                      "part_type": "part"

                    }

                  ],

                  "expanded": true

                },

                {

                  "title": "ゲリラ",

                  "part_type": "group",

                  "children": [

                    {

                      "title": "紅葉国におけるゲリラの位置付け",

                      "part_type": "group",

                      "children": [

                        {

                          "title": "紅葉国部隊としてのゲリラ",

                          "description": "ゲリラという言葉の響きは、藩国所属より藩国を相手どる歩兵に聞こえることだろう。紅葉国のゲリラは、あくまでその能力、運用方法がゲリラ的だということで名付けられた、藩国で育成している特殊な歩兵のことを指す。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "ゲリラ部隊の必要性",

                          "description": "紅葉国は南国としてのジャングルの多い陸地に加え、海底都市や都市船といった遮蔽物の多い場所にて活動している。これらを活用、かついざという場合の備えとして静かに動ける少人数部隊を集めたゲリラ部隊が考えられた。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "隠蔽能力への特化",

                          "description": "ゲリラはなにより、隠蔽能力に特化させた歩兵である。紅葉国の地形は大部隊向きではない。必然的に、海を活用する、閉鎖環境を利用する、ジャングルをうまく使うのいずれかが考えられる。この内後者2つにおいて活躍することを目的とする。攻撃力そのものは低めでも、隠れたまま目標ぎりぎりまで近づける能力は貴重である。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "ゲリラ訓練を受けるための資格",

                          "description": "ゲリラになりたいならば、まずは歩兵としての訓練を受ける必要がある。歩兵として3年以上勤める、または歩兵訓練の中で教官3名以上の推薦を受けることでゲリラ訓練を受けられるようになる。ゲリラ訓練を受けるだけでなく、歩兵としても相応の評価がなされて初めてゲリラとなることが可能である。",

                          "part_type": "part",

                          "expanded": true

                        },

                        {

                          "title": "ゲリラ部隊に入る条件",

                          "description": "ゲリラ部隊に入るためには、ゲリラ訓練を開始してから行われる実施試験を全てクリアするのは大前提である。さらに隠蔽能力が十分であると周囲から認められる必要がある。ゲリラは少人数に分かれての行動が多いため、何より同行する仲間からの信頼が大事だからだ。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true

                    },

                    {

                      "title": "ゲリラの隠密行動",

                      "part_type": "group",

                      "children": [

                        {

                          "title": "ナイフの活用",

                          "part_type": "group",

                          "children": [

                            {

                              "title": "速度を重視したナイフの利用",

                              "description": "銃を抜いて構えていたら敵に気づかれる、銃を準備する時間がないといった速度が必要なシチュエーションにおいて、ナイフは素早く構えることができる武器である。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "音を立てない武器としてのナイフ",

                              "description": "ナイフは銃器類に比べてほとんど音を立てない。これは隠密行動を重視しているゲリラにおいて非常に価値のある特性と考えられる。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "屋内での使いやすさを重視する武器",

                              "description": "ナイフは屋内という白兵からせいぜい近距離までのシチュエーションにおいて、攻撃にも防御にも使いやすい武器である。ゲリラは屋内での襲撃、または攻撃される状況を想定して日頃から訓練を行う。",

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true

                        },

                        {

                          "title": "音をたてずに合図を送る",

                          "description": "状況によっては音声での指示が難しくなることがある。そういうときに活用されるのが筆記や指文字、腕や瞬きなどでの合図である。決まった言葉であれば、複数種類の合図を部隊内で活用することとなる。敵にばれないよう、作戦毎に簡単なものは決めなおすこともある。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "迷彩装備の支給",

                          "description": "隠密活動において、迷彩装備は大事なものである。紅葉国で主に使われるのは都市迷彩および海洋迷彩、ジャングル用迷彩である。この三種類については、いつでも使えるように個人で管理を行う。国外での作戦を想定して、必要に応じて砂漠迷彩や森林迷彩支給もなされる。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true

                    },

                    {

                      "title": "白兵距離での防御",

                      "part_type": "group",

                      "children": [

                        {

                          "title": "武器に相手の注意を向けさせる",

                          "description": "特に白兵距離において、戦闘相手の持つ武器は脅威となる。これを利用して自らの武器に注意を向けさせ、受けや回避のための余裕を作る。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "空いている手による防御",

                          "description": "白兵距離での武器使用は利き手を使う。一方で戦闘相手の攻撃をさばき、武器を無効化させるのは空いている側の手なのである。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "足さばきによる対処",

                          "description": "戦闘相手の攻撃を避けるためには、とっさに足が動くかどうかが物を言う。攻撃が視認できても、足が震えていては対処できない。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "日頃からの格闘訓練",

                          "description": "白兵距離における戦闘は、目の前に敵や武器があるので自らの恐怖心との戦いという側面が強い。状況に応じた判断と的確な動きのためには、日頃からの格闘訓練が大事なものとなる。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true

                    },

                    {

                      "title": "ゲリラ用武器の管理",

                      "part_type": "group",

                      "children": [

                        {

                          "title": "ゲリラの使用する銃器類の管理",

                          "description": "ゲリラの使用する武器について、銃器類は歩兵と同様に任務中のみ支給、装備することとなる。歩兵と同じ装備を使う機会も多いので、歩兵経験が役立つこととなる。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "ナイフ管理についての特記事項",

                          "description": "ナイフについては個人の使いやすさを重視するため、部隊単位で個人の使用する種類を申請する。自室で手入れ以外のことをしない、訓練と任務時以外に持ち出さないという制約の上で個人管理も可能である。ただし、制約を一度破ると二度と個人管理はできなくなる。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true

                    },

                    {

                      "title": "ゲリラと歩兵との連携行動",

                      "description": "ゲリラは歩兵がフォローできない、部隊の懐に入られた際の戦闘が可能である。ただし歩兵ほど遠距離を想定した装備を通常所持しない。互いの得意分野による連携を想定しての運用が前提となっている。",

                      "part_type": "part",

                      "expanded": true

                    },

                    {

                      "title": "紅葉国歩兵",

                      "part_type": "group",

                      "children": [

                        {

                          "title": "紅葉国における歩兵の役割",

                          "description": "紅葉国は海に囲まれた環境であるためか、海への警戒を重視しがちである。しかし外敵は一般市民の間に紛れ込むこともある。平時には治安維持の役割がある。他国との連携作戦では歩兵が求められる機会も多い。偵察や要人警備も歩兵が必要である。歩兵の出番は想像以上に多いのだ。より専門性の高いゲリラやスプリンターを志望する者も、まずは歩兵から始めることとなる。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "歩兵になる際の審査事項",

                          "description": "歩兵はなりたい者が挙手するだけでいいわけではない。座学を理解できる程度を要求する学力試験。心身に問題がないか確認する健康診断。そして体力面に著しい問題がないかチェックするための体力審査である。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "紅葉国での歩兵訓練",

                          "part_type": "group",

                          "children": [

                            {

                              "title": "3年間を目安とした訓練期間",

                              "description": "紅葉国では、一定水準の歩兵を十分な数保持するために、3年を目安とした訓練期間を設けている。挨拶に始まり体力強化、武器についての知識や取り扱いなど、必要な知識や技術を吸収させていく。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "歩兵に必要な訓練内容",

                              "description": "新兵は早朝の体力訓練から、午前は座学を主に行う。午後は実施訓練が多いといったものが一日の流れである。特に新兵の訓練期間は個人の時間が少なくなりがちだが、慣れてくと趣味の時間を積極的に取る歩兵も増えてくる。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "足腰の強化",

                              "description": "歩兵は自分の使う装備を全て担いだまま、複雑な地形や車両の通れない場所を突破する機会がある。その時になって音を上げないためにも、日頃から足腰の強化を目的とした訓練が課されている。",

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true

                        },

                        {

                          "title": "銃器による戦闘",

                          "part_type": "group",

                          "children": [

                            {

                              "title": "近距離武器は状況に合わせて選ぶ",

                              "description": "近距離が主体となる状況は多数ある。屋外なのか屋内なのか。撃ってはすぐ隠れて敵の数をまず減らすのか、制圧を目的とするのか。状況に合わせて拳銃やショットガン、サブマシンガンなどと使用武器が変わるのでいずれもしっかり訓練しておきたい。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "アサルトライフルを主体とした中距離攻撃",

                              "description": "中距離攻撃は、アサルトライフルの独壇場となる。得意な攻撃距離を保ちたいため、歩兵の足の出番でもあるのだ。",

                              "part_type": "part"

                            },

                            {

                              "title": "狙撃手の出番となる遠距離攻撃",

                              "description": "遠距離攻撃はスナイパーライフルが主力となる。部隊を組む際には、必ず狙撃手になり得る遠距離が得意な歩兵を組み込むこととなる。作戦によっては専用のスナイパー部隊を展開する。",

                              "part_type": "part"

                            }

                          ],

                          "expanded": true

                        },

                        {

                          "title": "重視される仲間との協力",

                          "description": "歩兵は一人で任務を行うことはまずない。最低でもバディ単位、通常は班から小隊規模、大きな任務であれば中隊以上という大人数での任務活動となる。当然ながら仲間との協力が必要で、歩兵は協力することにより真価を発揮できるよう訓練されている。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "歩兵に課される制限事項",

                          "description": "新兵は訓練期間の間に様々な知識や実施の試験を行う。すべてをクリアして初めて歩兵任務につくことが許される。素質による特例で早期からゲリラやスプリンターの訓練を受けていても、例外とはならない。また任務時の支給装備は、装備してよいのは任務中のみであり、任務終了時に手入れの上で返還となる。常に所持してよい支給装備は存在しない。",

                          "part_type": "part"

                        }

                      ],

                      "expanded": true

                    }

                  ],

                  "expanded": true

                }

              ],

              "expanded": false

            },

            {

              "title": "都市船整備員",

              "children": [

                {

                  "title": "紅葉国での成り立ちと目的",

                  "description": "都市船の竣工。紅葉国では昔年の問題……海底都市の土地面積問題に決着をつけるため、都市船を開発した。\n都市船の許容人口は最大三千万。およそ、T14人口の倍以上ある大規模な居住空間である。\nT14において海底都市は、抱える人口に対して敷地面積が限界を越えつつあった。これに加えて、ベビーラッシュの発生である。\nもとよりベビーラッシュを前に子供の住処が無いのは論外である。大抵のことはいいんじゃないと認める藩王も、こと子供に関しては丁重に保護した。\n大抵の国でもそうであるように、紅葉国でもまた、子供以上に優先されることはそうそう無い。\n都市船の即時運用は必須と言えた。だが、都市船はその大規模さ故に、莫大な整備能力を必要としたのである。また、そうでなくても人が増えるとトラブルが増える事は目に見えていた。\nそこで紅葉国では、都市船の運用のため、大勢の都市船整備員を育成することになった。\n",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "都市船整備員の必要性と雇用観点",

                  "description": "都市船は当時の紅葉国の全住民をそっくりそのまま収容できる大規模さである。その巨大さは、道楽者の放蕩息子が次々に金と酒をせびるがごとく、莫大な整備能力を要求した。\n加えて、安全性の観点より常にある程度の規模の整備員を確保しておく必要があるため、公共事業として大規模な雇用が見込める一方で、通常ありえないほどの整備グループを組織する必要があった。\nその中核には都市船開発にも関わった技術屋を据えるとしても、単純に数がいる。\nそのためのマニュアル整備と指揮系統の設計こそ先の臨時裁定システムをモデルケースに慎重に行われたが、雇用数そのものは、話が別である。\n紅葉国は長年観光主軸の経済構造だったが、当時は長らく続く不況で国内には仕事を求める者が多かったのである。\n大規模整備が行われる度に彼らを雇用し、整備をすることで、動員数は確保されることになる。\n",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "都市船整備員試験による資格",

                  "children": [

                    {

                      "title": "一種",

                      "description": "一種は上級の整備員とされる。\n都市船の整備、補修だけでなく、スレーブシップの設計までを行う技術が保証されるレベルである。\nこのため、一種の知識問題では都市船開発における根幹部分……全体の系としての補償や、都市開発知識、安全面に関する知識などかなり深いレベルのものが必要とされる。\n実技においては、実際に課題を与えられ、スレーブシップの設計を行い、審査員の前でプレゼンをする、といった形式になる。\n故に、一種を持つものはごく少数となっており、開始当初では初期の開発者である紅葉国の神室氏や朝霧氏、そもそもの意見提案氏である紅葉ルウシィ氏程度しか、この時点では資格保有者はいなかった。\nこれは技術進歩と人材育成の幅、及び都市船群の増加にあわせて徐々に修正されていく事となる。\n",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "二種",

                      "description": "二種は、通常の定期整備の他、緊急時のトラブル調査と応急処置などが行えるレベルを指す。\n実運用上では二種免許保持者がもっとも強い権限を持つ。彼らは知識問題で都市船の運行に関する基礎知識の他、かなり深いレベルでの機構に関する知識が求められる。\n実技試験では、シミュレーションとして口述によるトラブル対処の試験と、シミュレータにおける運用試験が行われる。\n",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "三種",

                      "description": "三種は、通常の都市船……スレーブシップ、マスタシップ双方の、定期整備を行えるレベルを指す。\nここでの知識問題では、都市船の基礎的な機器の知識や整備方法……他、安全管理技術に関する問題が出題される。\n実技では、実際に定期点検時に整備対象とされている諸々の機器の予備を渡され、その場で整備することになる。\n多くの者は三種として扱われ、大規模整備の際にはもっとも厚く固められる事となる。\n",

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                    }

                  ],

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                  "part_type": "group"

                },

                {

                  "title": "システム担当整備員(ソフトテクノ)",

                  "description": "主に内部監視や制御・プログラム系整備員。通称ソフトテクノと呼ばれる。ハードテクノとの上下関係は無く、ペアを組んで行動する事が多い。\nそれぞれの区画に配備されオペレータ業務や異常監視業務、若しくはハッキングや電子面からの外部攻撃に対応する都市船整備員である。また、その他の様々なスタッフとしての役割も持つ。\n例えば、都市船整備員には多くの医者も関わっている。これは大規模雇用と大規模な仕事の中にあって、専門のメディカルスタッフも必要であると検討されたためである。\nこれは職場環境の保持を目的としており、夢の剣事件後の事例にも倣って心理面での配慮と、労働環境の悪化を防止するための肉体面での配慮として医師または医療関係者が配置されることになった。\n大昔は医療国であり古くから病院を持つ紅葉国には、これらの人材は豊富にあった。これを受けて、都市船整備員は医者が兼任することも少なくなかった。\n",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "整備実務員(ハードテクノ)",

                  "description": "主に実際の維持・整備や外壁の修復・機関部の点検等、その他諸々の整備実務面を担当する整備員。通称ハードテクノと呼ばれる。\n都市船の建造プロジェクトに参加し、機械工として従事した人々からの脈々とした技術伝達とマニュアル、心構えを以て作業にあたるプロフェッショナルである。\nソフトテクノからの報告を受けて緊急で駆けつける事もあれば、ハードテクノとしての感覚からの違和感をソフトテクノに上げて経緯を調査してもらい異常を発見すると言った事もある。\n都市船の継続ために、各々が協力し合う事が必須である事を試験を通して既に学んでいる。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "整備の実働と用いる各種装置・装備",

                  "description": " 都市船は巨大建造物であるため、システムやハード面においても多くの整備が必要な部分が存在する。\nそのため、整備に用いられる道具も多種多様となっている。\n システム担当整備員(通称:ソフトテクノ)の主な道具は各々の担当区域の管理室端末及び情報処理ヘッドセットである。\n管理システムから送られてくる大量の情報をチェックし分類する。異常があれば原因を調べ、ハード面であれば実務者へ回す。\nシステム異常やハッキングの場合は、それこそ彼らの\"知識\"が最大の道具となる。ヘッドセットを装着し、対応に当たることとなる。\nまた、端末故障等にも対応できる電気系統の専門家も多く、懐にレーザーメスや配線等の整備道具を持っていることがあるようだ。\n動きやすいように白衣に似た軽く白い服を作業服とし、彼らのトレードマークともなっている。\n 一般的な整備行為と言われる機器の点検・修理を行うのは、整備実務員(通称:ハードテクノ)である。\n彼らの得物は自らの整備道具、汎用小型端末、作業用ゴーグル、それに特殊外套である。\n通常業務の定期点検に加え、ソフトテクノから送られてきた異常のチェックや緊急時の応急補修などが仕事内容である。\nそのための仕事道具はもちろん、超小型のホロディスプレイが仕込まれた小型端末による位置確認とその内容が重要になってくる。\nまた、作業服は突然の事態にも着れるように上着の緑の長い外套と目を守るためのゴーグルのみが指定されており、\n任意で呼吸器保護のためのコーティングマスクなどの様々なオプションを選択して身につけることになっている。\nこの外套、実際にスプリンター部隊が用いている布と同じく要所要所に特殊繊維が編み込まれており、さらに加工を施すことで\n防刃・耐熱に加え疎水性も持つようになっている。また、彼らは医者でもあるため抗菌処理も施してあるという。さながら手術服である。\nとはいえこれは笑いごとではなく、彼らも「都市船も自分たちの手術台の上の患者だ。失敗は出来ない」と言っており、真剣に取り組んでいるようである。\n ハードテクノの一種として、船外整備員と呼ばれる大規模定期整備のみに存在する作業員もいる。\n区分でいえば三種の担当員であり、都市船の定期浮上に伴い水深が浅いうちに水中部分の修理作業を行うのが彼らである。\n活動に用いられる各種のツールは厳密に制度が定められており、規定水準を超えた物でなければ使用できない。\nその基準は当然ながら潜水服にも適用されるし、水中トーチや命綱といった物にも硬度、強度の面で規定水準以上の物が義務づけられている。ただし物によっては規定を越えた物を使用してはならない場合もある。\nこれらのツールは定期的に検査する必要があるとされている。\nこの時、潜水服は紅葉国技族局が開発した潜水活動服を用いることになる。フィンと呼ばれる水かきを装備する。\n体温を一定に保つダイバースーツのようなものであるが、衝撃や裂傷等に対する耐久力や活動のしやすさは外套と同じく通常のものとは大違いである。\n要部に装甲があったり、身体を固定するアンカーやバックパック、短距離通信装置、急速浮上装置、緊急連絡用ビーコン等様々な機能が搭載されている。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "都市船の平時のメンテナンスと心得え",

                  "description": "都市船整備員試験に合格した国民は都市船整備員を着用可能である権利を得る。着用し、常時募集されている平時メンテナンスに賛同し参加する事で、持続的な給金も保障される。\nだが、権利と共に自身の職務に対する意義を見失わない様に指導もされる。\n厳しい現実として、都市船や海底都市が雷撃されたりテロによる爆発が発生したり毒ガスが流し込まれたりと言った事が何度もあり、記録にも残っている。\n内部からの破壊が甚大な被害をもたらす事、自身の立つ都市船という土地がいかに危うい物かという事、そして自身の仕事がどのような対応に繋がるのか、\nしっかりと認識されるように日々の講義が挟み込まれる。平時メンテナンスがあるからこその都市船の快適で比較的安全な生活が成り立つ事を、誰よりもわかっているのが都市船整備員である。\n",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "エマージェンシー時の第一種戦闘配置",

                  "description": "自身が搭乗・生活している都市船が沈没や全滅の危機にある場合、都市船整備員に対してもエマージェンシーコールが為される。\n第一種戦闘配置と同じく、部署に就いている乗員はシフトに関わらず総員が二種都市船整備員の指示に応じて所定の持ち場に就く事が義務付けられている。\n自身の家でもある都市船を守るために一丸となって危険に対処する。エマージェンシーコールは藩国の藩王及び摂政華族によって、行政との調整のもとに発令される。\n無事に解除まで至った場合には拘束時間に基づいて算出された給付金が付与される。",

                  "part_type": "part"

                },

                {

                  "title": "整備士",

                  "children": [

                    {

                      "title": "整備知識",

                      "children": [

                        {

                          "title": "工学基礎",

                          "description": "I=D、RB、車両、艦船等の構造や構成部品についての知識。各種の対象に特化した知識ではなく、あくまで整備技術を付け焼刃にしないための基礎理論である。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "メカニズムの理解",

                          "description": "I=D、RB、車両、艦船の動作原理と部品についての実践的な知識。具体的に構造や仕組みを知ることにより、整備スキルを向上させる。",

                          "part_type": "part"

                        },

                        {

                          "title": "環境や安全に関する知識",

                          "description": "パイロットの身を守るための安全に対する知識。I=Dや車両、船舶、潜水艦を製造・運用する上での環境に対する配慮等の知識全般の事を指す。",

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                        }

                      ],

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                      "part_type": "group"

                    },

                    {

                      "title": "必須経験",

                      "description": "国から認可された専門の養成機関で1年以上の訓練経験、もしくは2年以上の実務経験が必須となる。実地で経験を積むほうがいいと思われていることもあるが、期間が長いかつ勉強をしながらになるため養成機関に通うものが多い。",

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                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "資格",

                      "description": "公的認定機関による資格認定試験を受ける。これに合格することにより、晴れて整備士と名乗ることができるようになる。また、免許の更新が3年ごとに必要となる。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "要求性能の理解",

                      "description": "パイロット、現場が求める要求性能を理解し、その性能を満たす方法の提示、及び実現可否からの却下が出来る必要がある。更に要求性能からの分析として逆に提案することも視野に入れる。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "工期の把握",

                      "description": "作業には時間がかかるものであるが、納期に間に合わせねば使用されないし、全ての作業工数を一つに注力する事は不可能であるため見積もり能力が必要となる。実現性の検討と案の提示が出来るようになるスキルを必要とする。",

                      "part_type": "part"

                    },

                    {

                      "title": "チームワーク",

                      "description": "I=Dや船舶などの対象整備はチームで行うことになる。連携して整備することで、クロスチェックは元より改善提案や作業効率化にも繋がるため、ブリーフィングを行いつつのチームワーク作業を必須とする。",

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                    },

                    {

                      "title": "整備するものに対する理解",

                      "description": "整備するものに対する、構造的理解が必須である。理解を助けるために、整備士学校の講習や技術資料、チームの部リーティングや上役からの指導がある。専門知識の必要となる対象には、相応する資格が必要となる。",

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                    }

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