ルウシィ
紅葉ルウシィの肖像
紅葉国藩王のルウシィといえば、なにを思い出すだろう?
一時期は囮にするために大活躍していたりんご?
しばらく前までは、りんごが大活躍しすぎて
国内視察もままならない…というか
もはや藩国内男性立ち入り禁止までいきかねないレベルの勢いだったが。
現在は、なぜか効果がなくなっているようだ。
本人は残念がっているようだが
戦時の姿をあまり知らない国民は、面倒が減って喜んでいる部分もある。
治癒師としてはどうだろう?
腕そのものは問題なし。
他国の援助にいったりしたこともあるくらいである。
そういえば某バンバンジーで保健の先生もやっていたり…
の割に、ルウシィを治癒師として見る人はなぜか少ない。
日頃の行いのせい…(どこからともなくキック)
では、なにかあったときのすごい笑顔?
これは一般国民はあまり見ていない。
普段は慈悲深い微笑みを絶やさない藩王のすごい笑顔を知っているのは
平時以外の彼女を見ている一部の国民だけだからだ。
なにかたくらんでいる時に見られることが多いため、
この笑顔を知る国民は、見る度に震え上がると言う。
藩国民が現在いちばん目にしているのは、キックかもしれない。
すでにキックの鬼を取得している上に、今後ハイキックの鬼取得予定や
とび蹴り回し蹴りの絶技取得予定とすらきく。
これが何を意味するかというと。
そう、現在特訓中なのである。
ある日のルウシィ
/*/
王宮の一角。
最近「ちょっとこのへん模様替えするわよ」の一言で改装されたその部屋は
どう見てもトレーニング場だった。
まずは、体慣らしの柔軟体操に筋肉トレーニング、縄跳びなどを行う。
その後鏡の前に行き、フォームチェックをしばらく。
あとはサンドバッグ相手のトレーニングを行って終了。
時間があればさらに基礎トレーニングやフォームチェックを追加する。
これを、政務の合間にヒマがある度行っているのだから
まじめというか、仕事してくださいというか…仕事はしてました、ごめんなさい。
「うーん、やっぱサンドバッグじゃ物足りないわね」
物騒なことを言い始める。
「手頃にキックする相手はいないかしらね。
以前はりんごにひっかかる野郎を片っ端から蹴ればよかったんだけど」
キックの威力が確実に上がってる現在、
実行したら病院が大繁盛するからやめてください。
まさか市民病院と政庁がそこそこ近くにある理由はこれですか。
「てきとーな敵でも出てくればいいんだけど…
まさかそのためだけにりんご復活させるわけにもいかないし」
お願いだからそれだけは勘弁。
「仕方ない。今日もゲリラのみなさん鍛えるだけにするか」
ゲリラは確かに白兵可能ですが、キックじゃなくって銃剣使ってるんじゃないかと。
「今どきのゲリラがそんなことでどうするの。しっかり体鍛えなさい」
なんか違いますそれー!
「さーて、ゲリラ強化プログラムを作ってと。
格闘演習を…今の3倍でいいかしらねー」
プログラムが実行されたかどうかは、知らない方が幸せだろう。
/*/
「少しは藩王としてどうだとか書きなさい(すごい笑顔)」
やっぱりキックきたー!(気絶)