南国人+歩兵+パイロット+名パイロット

要点

周辺環境

評価

特殊

→次のアイドレス

_ イラスト

_ メガフロート飛行場に佇む名パイロット

撮影者

神室想真、結城玲音(合作)

言及された要点・周辺環境

・略帽・イエロージャンパー・航空用腕時計・コクピット・洪水対策された家(メガフロート)

_ 密林の歩兵

撮影者

神室想真、結城玲音(合作)

言及された要点・周辺環境

・歩兵銃・軍服・マフラー・密林 ・古代遺跡・沼沢・豊かな動植物相

_ 紅葉国パイロット歩兵

撮影者

紅葉ルウシィ

データ/イグドラシル/個人着用アイドレス/南国人+歩兵+パイロットから継承

言及された要点・周辺環境

・軍服・パイロットスーツ・歩兵銃・マフラー

_ 設定文章

作成者:アルバート・ヴィンセント・ログマン

_ ○名パイロット育成に至るまでの変遷

当初紅葉国では、名パイロットの育成の前に、戦車兵の養成が試みられていた。

しかし、戦車兵養成計画は早々に頓挫する。なぜなら紅葉国には戦車兵の運用に適した地形、「陸地」が乏しかったためである。

軍施設は例外的に一つの島を占有し陸上に敷地を確保していた。

紅葉国では、地上諸島部は豊かな動植物相を誇りまた古代遺跡も散見するため厳重に保護されているのだが、沼沢が乏しく動植物相に与える影響は軽微と見られ、また古代遺跡もなかった南東部の島だけは以外的に軍用地と使用が認められていた。

その大きさは、縦は40000歩、横は45000歩。こう表現すると広大であるように感じるが、この慣行的単位「歩」は猫の一歩であり、およそ3cm。僅か1.6平方キロメートルほどの面積しかない。

訓練用地の確保は困難であり、それでも1度は基地敷地の全てを使った演習訓練が試みられたが、基地飛行場滑走路に大きな陥没を幾つも作るにいたり演習は中止。計画も凍結された。

穴だらけになった滑走路を前にして、紅葉国パイロットは空を仰ぎ見た。

そして気が付く。我が国には陸地は乏しいが、空はあると。

しかし、視線を地上に戻せば穴だらけの飛行場が広がっていた。

海上に目をやれば、遠くにメガフロート1番艦「海王」が浮かんでいる。

よかった。まだ飛行場はある。

そして思い直した。我が国には、空と海があると。

こうして、「戦車兵育成計画」は中止され、そして「名パイロット育成計画」が開始されたのである。

_ ○訓練風景

STOL戦術偵察機「メイプルシード」。先のニューワールド撤退線で唯一生き残った航空戦力がこれである。

戦闘団に空より随伴し、敵のデータを持ち帰ることのみを目的とした機体。

可変カナード、可変ノズルの組み合わせにより、操縦するパイロットの生命を考慮しなければ、後ろ向きで飛ぶことも可能な機体である。

その「メイプルシード」が、今紅葉国パイロット達の目の前にあった。

教官が宣言する。

「諸君らには、今からコレをマニュアルで飛ばしてもらう」

極端な機体特性により、本来まっすぐ飛ばすのにすら機械的な補正が必要な機体である。それを全部手動で飛ばせと、教官は言っていた。

/*/

――訓練空域――

「ではサポートを切るぞ」

教官から通信の後、機体をまっすぐに飛ばしていた機械的サポートがなくななる。

コックピットの機械サポートを示すランプが青から赤に変わる。

その瞬間、機体は墜落を開始した。

「落ち着け。コントロールを取り戻すために、まずは色々試してみろ」

教官からのアドバイスが聞こえたが、今のパイロットにとってそれどころではなかった。

機体を立て直すつもりで僅かに操縦桿をずらしただけで、機体は予想外の動きを見せた。

「落ち着け。まだ海面まで20秒ある。外の気流を感じろ。機体を自分の手足の延長だと思え」

パイロットは懸命に操作を行うが、機体のコントロールは戻らない。

15秒後、教官は機械的サポートを復活させた。

「最初はこんなものか……」

気絶したパイロットを乗せ、「メイプルシード」は基地に帰還した。

/*/

「いいか、機械は所詮どうがんばっても99.9%の性能しか発揮しない」

機体は時折不安定な挙動を見せるものの、なんとか真っ直ぐ飛んでいた。

「120%、130%の力を発揮できるのは人間だけだ。機械に使われるな。使いこなせ」

旋回にはいる。意図に反して、思わずバレルロールを入れてしまうが、どうにか思い通りの曲線を描く。

「五感を研ぎ済ませろ。些細な振動や反応を拾え。風を読み取れ」

機体が斜めになったまま直進してしまう。しかしパイロットは慌てず機体を立て直す。

そしてインメルマンターン。

きれいに成功。

紅葉国に、名パイロットが誕生しようとしていた。

「よくやった。帰還しろ」

パイロットは、初めて教官の嬉しそうな声を聞いた。

_ ○名パイロット任命式

華美な軍服に身を包んだ儀杖兵が軍靴を鳴らし歩兵銃を捧げ持つ。

海底都市、首都「メープル」は藩王府前の広場にて、名パイロット任命式が行われようとしていた。

大型の低気圧が接近しているとのことで、急遽式典会場が、メガフロート「海王」から、風雨の影響のない海底都市の中の藩王府に変更された。

しかし、これで多くの国民が直接式典を祝う事が出来るようになり、かって好評であった。

肌もあらわな紅葉国の衣装に身を包んだ国民達が沸き立つ。今回の主役、パイロットたちが会場に登場したのだ。

パイロットスーツに身を包み、マフラーを巻いたパイロット達が整列する。長きに渡る海上での訓練のせいか、みなの肌は健康的に日焼けしている。紅葉国の誇る、小麦色の肌で健康的な人材が、そこに並んでいた。

金色の髪の上に、紅葉国藩王紅葉ルウシィ自ら、名パイロットとしての証の略帽をかぶせる。

そして、イエロージャンパー・航空用腕時計が手渡された。

この瞬間、紅葉国に名パイロットが誕生した。

言及された要点・周辺環境

・飛行場・コックピット・密林・古代遺跡・沼沢・豊かな動植物相 ・軍服・歩兵銃・パイロットスーツ・マフラー・金色の髪・略帽・イエロージャンパー・航空用腕時計 ・洪水対策された家>風雨の影響のない海底都市の中の藩王府 ・布地の少ない服装>肌もあらわな紅葉国の衣装に身を包んだ国民達

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技名

シゴキ耐性

効果

耐久力+1

設定

紅葉国の訓練は、大変厳しい。どれくらい厳しいかといえば「パイロットになる頃には、背が縮む」といわれるほどです。

そうした厳しい訓練に耐え、エリート中のエリートであるパイロットになった者は、あらゆるシゴキに絶える精神力と肉体を自然と身に着けています。

使用例

「なにくそ、あのシゴキに比べればコレぐらい」