EV165

作業進捗

プロット作成:朝霧、2010/09/13完了

プロット確認・修正:

文章作成:

イラスト作成(できる・・・のか?):

ページ作成:

全体チェック:

報告とかメモとか

2010/09/13:朝霧 進捗ページ作成、プロット草案貼り付け。これからてきすとかいてきまーす

2010/09/15:朝霧 冒頭SSアップ 次に1~3を書きます

プロット

●ページ案

1.目的・背景・動機・産業育成概要の説明

2.育成産業の具体的内容の説明

3.産業育成を行う上での社会的な支援・環流の仕組み

4.なんか笑えるネタを

●具体的にしてみる

1.動機・目的・方法の説明

動機:紅葉国のさらなる発展を目指して。……えーと、とりあえず宇宙進出しよう

目的:宇宙進出するために必要な技術の開発

方法:産業育成概要(宇宙コロニー計画(仮))

2.育成産業の具体的内容の説明

△研究開発

・装甲の宇宙線対策

・船体構造の最適化でよりでかい船体を作成できるように

・推進機構の開発

・水や空気は外部の取り入れができなくなるのでリサイクル技術の推進

・その他純粋に技術のスケールアップ

△企画提案

・宇宙ならではの観光の作成

3.産業育成を行う上での社会的な支援・環流の仕組み

予算投入とか

カジノ・レディ・ルウシィからの予算徴収とか<ジョーク

4.なんか笑えるネタを(リゾートの予約フォームみたいなノリ)

例)宇宙用観光企画の広告。スターウォーズでもマクロスでも

●例

例えば海底と真空じゃ構造物の圧力のかかる方向が違うけど深海の水圧に耐える構造物を作る技術で根本的に対応するとかなんとかかんとか。

方向転換なんだけどまるっきり方向転換しないように

水圧はでかいけど地上と宇宙って1気圧しか差はないのよね実は

本文

[冒頭]

「何で宇宙なんですか」

「宇宙いいじゃない」

意味が分かりませんと言ったらキックが飛んできそうだった。ご機嫌ですねと言ったらどうなっただろう。朝霧は二秒ほど考えて、結論ごと思考のゴミ箱に投棄した。世の中には考えてもしょうもない事ってあるんだなあと思った。

「遠い目してますね」

現実に引っ張り戻される。焦点座標が狂い始めた目玉を叱咤して、ぐいっと視界を引き延ばす。ルウシィさんの娘なのに可愛いんだよなあなどとキックが飛んできそうな印象を抱いた相手はマユミと言う。この国の摂政である。

さて。今更ながら紅葉国では男性陣の肩身は狭い。藩王に摂政によくわからない幸運に憑かれている猫の人。華々しい肩書きはすべて女性陣に集中している。いや、別に神室さんの影が薄いって言いたいわけではなくて、と内心で言い訳をこぼす。

やめよう。この話題は。心が痛くなるだけだ。

現在我々は、かつてとは比べ物にならぬ面積を得た摂政の執務室にいる。他にも摂政神室氏、幸運の猫の人(あ、混ざった)日向美弥嬢が集まっている。テーブルには美弥氏が用意したお菓子の類が並べられていて、各自で摘みながら会議中という体である。

「まあ藩王ですしねー」

答えになってねえよと裏拳をたたき込みたくなる感想をこぼす神室。どうでもいいがどこの国でもこの台詞は聞く気がする。今度兄に調査してもらおう。暇あるかなああの人。最近小説書いたりしてるらしいけど、いまいち近況が不明なんだよなあ。

「問題はね」

ぱん、と手を叩いて注目を集める。視線が四対藩王にざくざく突き刺さった。が、そこに写るのはにこにことあらゆる意味で崩れない笑顔。何を考えているかは口にされなければわからない。

「宇宙進出に際してスター●ォーズネタを組み込みたいのよ」

「ちょ、そこですか」つっこむ美弥。

「「…………………………」」黙る男性陣。また遠い目。

「何ですかスター●ォーズって」きょとんとしているマユミ。

「映画」端的に答えてみた。「緑色のおじいちゃんが縦横無尽に欠け目ぐる」

「違うでしょ」また美弥によるつっこみ。

「実はうろ覚え」朝霧は目をそらした。

「見ろ」藩王の理不尽な命令。「今度オフで上映会するか」

「うちの国はどちらかというとマ●ロスですよねえ」少しずれてる神室。「歌姫もいるし」

じっ、と全員の視線がマユミに向かう。はい? と首を傾げるマユミ。

「私の歌を聴けー!」

どこからかマイクを取り出す藩王(本当にどこから取り出した?)。奪い取る美弥。神室にパス。え私ですかときょろきょろ見回す神室。俺に渡すなよと言わんばかりに朝霧は距離をとった。

そして、今。

国を駆け回って遙かFEGから発注したSWのブルーレイを再生中。薄暗いマユミの執務室では、倉庫から借りてきた予備のホログラフ・プロジェクタが起動中。雪原を歩く足の細いロボットのまわりでぴゅんぴゅん音がしていた。藩王がちょくちょくと解説を入れてくれる。

上映会を進めながら話を続ける事にした。

「エピソード4の25000年前から共和国が」

「いやそれはいいから」

ちなみに、この上映会では結局全EPを見る事になる。

さて気を取り直して、

「宇宙進出のための産業育成ですね」マユミが言った。

「そうね。ちなみにこれをそのまま参考にすると爆発するのでやめましょう。あ、ジャガイモとスニーカーは見つかった?」

「知らんがな」朝霧が言う。

「あ、私見つけました」マユミはにこっと笑った。

「…………宇宙怪獣の件で都市船の増産や離水改造も行うんですよね」スルー。

「混ぜちゃだめよ。産業育成は宇宙進出するために必要な技術の開発。宇宙怪獣対策は宇宙怪獣対策。

じゃ、離水改造は?」

「宇宙進出のためですね。宇宙環境に対応するための技術開発の一つ」

「イエス」

「で、宇宙進出のためのというと……」神室が聞いた。「枝で言うなら、都市船の離水改造と藩国船の建造ですよね」

「そうね」頷くルウシィ。「それを補強する事を産業育成で行う。例えば装甲の宇宙線対策、船体構造の最適化、推進機構の開発、水や空気は外部の取り入れができなくなるのでリサイクル技術の推進、その他純粋に技術のスケールアップ」

「スケールアップ」鸚鵡返し状態朝霧。

「新型藩国船をマスターシップ、都市船をスレーブシップとして純粋にスケールアップする」

「でかっ」

「あとは宇宙ならではの観光の作成」

「何故」

「この上なく派手っぽいから」

「「「「あー…………」」」」

「キック」

朝霧が倒れる。神室が飛んだ。

「というか、いいじゃない。360度回れる水族館とか無重力公園とか」

「すでにして360度まわれるような」潜水艦出せばぐるぐるぐるりですぜとジェスチャ。

「まあそんな感じで適当に」流された。

「じゃ、離水改造と新型藩国船で宇宙コロニー計画でひゃっほい。ということで初め」

「「「「はーい」」」」

「あ、産業イベントの収入は全部政策というか国民に回すので。収入があると思うな」

何を今更。

ということで以下、上層部が蹴りとだめ出しにさらされながら作成して結局たくさん手直しされたひゃっほいについて説明する

企画名:離水改造と新型藩国船で宇宙コロニー計画でひゃっほい

藩王がスター●ォーズネタ好きだから宇宙を目指すことになった。これが理由の半分。

もう半分には、藩国の発展のためという理由が入ってる。

一つに観光資源という着眼点がある。

紅葉国は街一つが巨大水族館として存在しており、これまでにも観光業を中心とした様々な提案が実施されてきた。その一つである郊外ファームタイプの遊園地、めいぷるシーランド(http://miyahyuga.web.fc2.com/koyo/MapleSeaLand/index.html)は特別な意味を持つ。

知っての通り、紅葉国とギャンブルは切っても切れない関係がある。藩王からギャンブル大好きという点が、強く国に繁栄されたのだと予想されている。

しかし元から波乱の多いNWで観光業は儲からない。儲からないが日々は過ぎていく。結果として所得マイナスという事態まで発生したが、これを切り抜けるために「じゃあ観光施設作ろう」と狂ったこと言い出した結果がめいぷるシーランドである。このめいぷるシーランドでは、収入赤字になるような事になれば一時的な受け入れ皿として運用し、観光地系列アイドレスで入ってくる莫大な収入をそっくりそのまま福祉へとあてて藩国で循環させる事になった。

長い。簡潔にしろとキックが飛んできたので簡潔にする。

「ほーらこの環をぐるぐる回すと失業者が減るんだよ」

提案者の台詞をそっくりそのまま引用してみました。ご理解いただけたでしょうか。

って話が思いっきり横に逸れたので元に戻す。こういう背景であるからして、紅葉国は観光業と深く結びついている。その観光業の今後の発展を目指すと、未だ観光資源としては手つかずの宇宙は、今後の紅葉国の発展に大きく寄与すると考えられる。

その上で、実施に当たって紅葉国には幾つか優位な点がある。

それは海底都市や都市船のような、循環型の閉鎖環境を設計、構築、運用するノウハウである。長年の生活を経て獲得したこれらの経験は、海中だけでなく宇宙にも拡張することが出来るだろう。

勿論そのままでは運用できないこともあるだろうし、そもそもにして宇宙対応した船体構造など、本格的な対応は今後の課題として存在する。しかし、独立した生活環境を設計、運用するという点で紅葉国はトップクラスの技術がある。

これを生かすという点でも、宇宙環境における新たなる生活の場を提供すると言う目的は理に適っていた。

で、とどめとして藩王がSW好きなので(そこ?)紅葉国は宇宙を目指すことになった。具体的には都市船の離水改造を行い宇宙対応しつつ、新型藩国船の建造を行うことで本格的な宇宙開拓の礎を造る事が目標である。

そのために今回の産業育成イベントでは、宇宙対応するための様々な技実開発を推進する。

この計画名は、早くも藩王の中で決まっていた新型藩国船の名称からとって、以後【ステラ・マリス】と呼ぶこととする。

企画名:離水改造と新型藩国船で宇宙コロニー計画でひゃっほい 改め ステラ・マリス

育成産業の具体的内容の説明

目標として宇宙の観光資源化を掲げた物の、実際には宇宙対応のための研究開発が必須となる。

紅葉国は都市船や海底都市などの技術から閉鎖環境を設計、運用する技術には長けているが、それでも水や空気を外部から取り入れられない宇宙ではさらなる工夫が求められることになる。

これ以外にも、帝國のFVBや満天星星国などで取り上げられている宇宙病対策を考慮して、装甲の宇宙線対策なども考えられる。

そこでこの産業育成イベントでは、宇宙での生活環境を設計、運用するという点で大まかに以下のような観点での企画提案・研究開発を推奨、支援する。

・宇宙ならではの観光の企画提案

なんかもの凄そうな宇宙ならではの観光の企画を広く募集する。360度回れる水族館とか 無重力公園とか体感型立体シアタとか。

勿論宇宙ならではの賭博でもいいです。

なんか派手でうけそうな物を募集します。

・船体構造の最適化

宇宙では海中や地上とはまた異なった船体構造を検討する必要がある。

紅葉国でこれまで設計、運用されてきた物は主に海中での使用に耐えることが条件だった。そのため海中であれば深海でも対応可能だが、一方でその技術がそのまま宇宙で利用出来るかは不明である。

一部は使えても、一部は使えないかもしれない。使えないとしたら、どのように対応するか。

都市船の離水改造、新型藩国船の建造含め、宇宙に対応した船体構造の研究と開発は必須の項目である。

・材料工学の推進

宇宙環境での生活ともなれば宇宙線などへの対策も考える必要が出てくる。一般的な宇宙船では金属や複合材料の船殻が使われていたり、それらの構造材で宇宙線を防いだりといろいろ工夫がされている。

そこで必要となるのが都市船や新型藩国船を宇宙対応させるための装甲や、先に提案した船体構造の最適化と連携した材料の提案・開発となってくる。

・推進機構の開発

移動できないと困る。

実際の所、宇宙進出を果たした後、さらなる開拓を目指して各方面に旅立つ可能性も充分にある。であればこそ、藩国船や宇宙対応した都市船の推進機構の開発は必須項目となる。

・リサイクル技術の推進

宇宙に出ると多くの場合外から水、空気などの生活資源を手に入れることが難しくなる。

紅葉国ではすでに都市船などでは循環型のシステムを構築しており、生活環境を維持するという面では一日の長がある。だが宇宙環境は海中よりも更に条件が厳しいので、従来よりもリサイクル面を重視した循環系のシステムを構築しなくてはならず、研究開発でも重要な項目となっている。

・総合的なシステム安全の研究

上記の様々な技術を安全に運用するため、技術倫理面からの精査を行う。

これは膜による赤い海の事件やクローンの事件の例からもわかるように、高度な技術・研究に取り組む上では避けては通れない面である。

特に紅葉国は今後藩国船などにも取り組む準備があることから、技術の危険性を熟知し、その適切な運用方法を理解し、知識を広め、努力をもって安全をこの手にしなくてはならない。

より具体的には、TLO化の回避や、TLOになるとしたらどのような使い方であれば適切か、どのような使い方をすると膜の時のような事件を引き起こしてしまうかといった調査を行う。

そこでハザード分析などの問題解析のメソッド等、リスクアセスメントの面からアプローチするシステム安全の研究を促進し、実際にこれから進む研究と並行してその安全性、運用による危険性を研究していく。

●共同研究開発

産業育成にあたっては、様々な国との活発な交流と共に相互に協力し合う関係を結ぶ事が望ましい。

そこで紅葉国としては、研究開発部門と交流がし易いように、「宇宙コロニー国家プロジェクト」という方向性で研究開発の公募をかけて、

・リサイクル部門

・材料部門

・機械工学部門(船体構造と推進機構)

・宇宙コロニー総合開発部門

とわけて、研究都市での研究と他国からの出資・共同研究先を判別しやすくする。

すでに国家間では、海法よけ藩国との太陽電池に関する技術を共有、玄霧藩国とは宇宙線対策等の宇宙での病理研究分野について知識共有を行い、実際のコロニィ設計・開発に生かしていく旨が話し合われている。

ただし他国との技術・知識共有の際には、魔法と科学が混ざることでTLO化する事などはくれぐれも気をつけなくてはならない。仮にどうしてもそうせざるをえないとしても、先に挙げたシステム安全の研究で充分な検討を行い、最大限の注意を払う必要がある。

また、先のクローン問題にも見られるような脱法的な行為への対策も考えると、他国との交流は歓迎しつつも、それ以上に注意が必要と成る。

このため、他国との共同研究開発については、原則藩国の承認が必要とする。

具体的には共同研究開発先の申請が必要である。この内容は、通常研究都市での活動で必要と成っている監査義務にのっとり、調査が行われる(出典:海底都市メープルの特区指定(https://sites.google.com/a/sevenspirals.net/koyo/seisaku/20100405_01)」)。

産業育成を行う上での社会的な支援・環流の仕組み

かねーは!

どこだー!

ここだー!

以上、この節の趣旨になります。

――予算投入と開発技術の環流の仕組み、概略――

紅葉国ではこの機会にこの国らしく、研究開発飛曜の援助にどかんと予算をたたき込む予定である。

出所は以下の二点。

・現在国庫に残っている133億の内、罰金やその他支払いがまかなえる範囲で余裕のある金額ほぼ全部

・藩王が運営しているカジノ・レディ・ルウシィの運営資金などの必要経費を差し引いた残額

…………後者の出所が物凄くあれだがまあ、国をかけてのギャンブルのネタをギャンブルで得るというのは割と道理といえるかもしれない。詳しい言及は避ける。

これらの費用は技術開発の研究費用、生産力の向上、観光に関する企画立案と実質にあてられる予定である。もって、上記「育成産業の具体的内容」を達成する事を目標とする。

そしてここで得た研究成果に従って、順次開発も開始する。実際藩国ではすでに都市船の離水改造、新しい藩国船の建造の設計計画を出している。#開示申請の事

莫大な消費の補填は将来性により補う予定である。

大まかには、後々は主に宇宙での住環境の提供、観光資源としての価値向上による観光客の増加で収益を上げる事が第一の目標である。

第二に、それらのこれまで同様施設維持、運用、高福祉の実現に用いる事で、居住空間としての品質向上を目標とする。居住空間の整備と高福祉対応による住みよい環境の提供、これらを経て人口増加を促進し、税率の向上ではなく、頭数による基本的な税収の増加を目的とする。

#こういうのがざっと浮かんだんですが、どうだろ<質疑を受けて書いてみた

#カジノのイメージは、ラスベガスのでかめのところ(拡張しまくりならこっち系だろ)

紅葉国の一大産業といえば観光業が挙げられる。

その中でも、藩王紅葉ルウシィの経営するカジノ、レディ・ルーシーが

最近の人気スポットである。

ダイスを始めとしたギャンブルの数々に加え

休憩用のバーやレストラン、

連れがカジノに夢中になってしまい時間ができてしまった人のための

映画に芝居やマジックショー、

カジノの一部とは思えない水族館などなど、

ギャンブルが目当てでない人も楽しめる総合娯楽施設として成長している。

藩王の影響を受けたギャンブル好きな国民体質に

直接的な国土被害を数ターンの間免れてきたことが加わり

国民の中にも裕福層が現れてきたことが一因として挙げられる。

また、ここ最近の宇宙怪獣の噂のために

ギャンブルに逃避している人々の存在も否定はできない。

結果として、レディ・ルーシーの総売上額はしゃれにならないレベルとなっている。

おかげで施設はすごい勢いで拡張を繰り返しているが

このままでは、冗談抜きで紅葉国そのものが1つのカジノとなりかねない。

そこに、この度の産業育成である。

最終的には都市船の離水改造、新しい藩国船の建造につなげるとはいえ

研究開発といえば、成果が上がるまではひたすら金食い虫となる分野である。

その分、後のリターンも大きい…あれ、これもギャンブル好きに通じる?…のであるが。

こちらの研究資金をどこから捻出するのかが、問題となっていた。

国庫からは手助けにならないという話である。

では、どこからもっていけば?

そこで、レディ・ルーシーの売上が目をつけられた。

運営資金などの必要経費を差し引いた残りを、研究開発資金へまるっと投入してしまうのだ。

国民がカジノでばしばしお金を使う

研究開発費用にする

成果により資金がっぽり

裕福になった国民がカジノで(ry

よし完璧。

国民のギャンブル好きによりかかった計画ではあるが

めいぷるシーランドの現状やレディ・ルーシーの売上を見るにつけ

特に問題はないだろうと判断されたのだった。